曖昧に、ぼんやり。
期待してないけど、
そういう時に限ってそういうことになって、案外うまくいったりする。
もしくは頑なに、殻に閉じこもって取り敢えずをやり過ごす。
そのどちらなのか、早く答えが知りたくってそわそわしてる。
変なの。
なにか急いでいる。
気になるひとも出来た。
だけど、なんの共通点もなくてただぼんやりしている。
時々思い出してみたり。
こういうとき、どうするべきなのかも、わからないけど結局、
わたしは自分が一番かわいくて、
傷つけないように大事に大事に守っている。
本当に致命的なのは、
例えものすごく幸せなことになっても、 いつか、
全部嘘みたいに終わる。と確信している。
こんな面倒くさいおんな、わたしが男だったら嫌だ。
映画を観たら、
無性に男のひとの声が聞きたくなった。
少しだけ我慢してみたけど、
ダイヤルボタンを押す。
静かな夜に、
こもった呼び出し音が鳴ったけど繋がらなかった。
冷たい風が心地よくて、
しばらく外を眺めてから部屋に戻る。
静かだった。
大人になるにつれて、
過去のことばかり掘り返しては思い出に浸り、
あの頃が一番よかったとか、あの頃はああだったとか言っていることが増えている。
わたしはそれをとてもかっこ悪いことだと思う。
夢を見ていた10代の時と同じように、
前だけを見たい。
先のことを考えてわくわくしたい。
それでいいんだよ、ってやさしく頭を撫でて、
そっと抱きしめてくれるひと っているかな。
幸せは似合わない、しかめっ面でひとり、がつがつ歩く方がお似合いって。
思う。
でも結局、どんなにやさしくされてもどうせ不安になる。
人は変わってゆくものだから。
依存することがこわい。
無くなるのがこわい。
しょーもない人間だ、わたし。
ばかみたい。