今日は、ずっと行ってみたかった御苑に向かいました。
そう、
行きたい行きたい行きたい行きたい… ってdadaをこねこね。
やっと辿り着いたらしんとしてた。
4時pmまでなんだって。残念。
この世界ってさ、
センスがなきゃ個性がなきゃこだわりがなきゃお洒落じゃなきゃ 、
まるで価値がない。
そう思い込んでいる。
だって強く強くそう思ってしまう。
だから、そうじゃない鏡の前のじふんにうんざり。
この世界とは関係ないところにいたくなる。
何を着ても何をしてもどんな髪型でも関係ないところ。
負けないところ。
劣等感。
昔、おとこのこに江國香織の小説を借りた。
こんなの読むおとこのひともいるんだって、
図鑑で見たこともない生物をみつけた気分だった。
こんなひとと付き合ったらどんな日常がやってくるのだろう。と、あの頃ぼんやり思った。
ウィスキーみたいにとろっとして、
色付きになるのだろうか。
別に好きでもなかった彼を思い出した。
役者を目指していたみたい。
やさしい顔をしていた。
声も仕草も、話し方もとてもやさしかった。
別に好きでもなかった彼に、
また小説を借りたいな。
今どんなひとの本がすきで、
変わらずにやさしい顔をしているのだろうか。