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嗜好品


いわゆる酒や煙草。

彼の存在はそれとよく似ている。



ない方がずっと健やかで正しい。

言い訳


あれもこれもぜんぶだめ
こんな自分はいやだ、正さなければいけない 。
あんなやつ消えちゃえもう会ってはいけない
甘えてはいけない
忘れなければいけない


そうやってひとりで自分を追い込んで、布団にくるまって泣いた


もうやめた




間違っててもいいや
軽蔑されても
誰にも内緒にすればいい
私は誰を傷つける訳でもないし


彼に頼ろう
不安定な自分もぜんぶ
見せられるのはあのひとしかいない

恋人じゃない
家族でもない
友達でも
ペットでも
なんでもない


なんでもないわたしたちはじゃれあって
くっついては喧嘩して笑う

わがままも意地悪も泣き顔もしかめつらも、

散々見てきた




恋でも愛でもない形
好きでも嫌いでもない他人

必要とするのは
ただそこが心地よいから

今は誰よりもそこが
お互いにとってたぶん一番



それをわたしたちが良しとするならば
そういうことにしておくことだって出来る。




という言い訳。

消えたい


ただの八つ当たりだ。
醜い塊。

もうやめたいよどうしたら




吐き気に似た感情は、
出そうで出ない涙。



会いたくなってしまったんだよ
でも
もう頼るべき人じゃない
分かってるよ




明日がくるのも恐い

ちよこれいと


からだがちくちくするみたいに寒い。


お休みだから目覚ましもかけないで、
携帯の音楽も鳴らしたまま目が覚めたらお昼だった。


今日は映画を観ると決めていた。
食堂かたつむり。

沢山なみだぽろぽろしたから目の下ががびがびだ。
雑貨屋さんの鏡で見て驚いた。

映画で涙するのは嬉し泣きの方。
嬉しい。
普通に生きてたらなかなかないもの。


映画の最後、まだ終わらないで。って思ってた。
もっとずっと現実逃避していたかった。
あーしあわせだった。




お出掛けしたら、あちこちでバレンタインデー祭り。
狙ってた無印のキットは無くなっちゃってたし、ソニプラのレジはすごい列。

みんな大好きな誰かの為に、人混みかき分けて戦ってた。
私も参戦したけど無理だった。
なんか羨ましかった。
私も来年こそは本命ちょこ。

恋人たちがチョコレートみたいにとろけちゃいますよーに。
世界中の男子がちょこ貰えますように。
幸せが溢れますように。

そこに何かあるなら、


嫌なことは見ないように蓋をして、
奥の奥の方へ隠してた。

悲しくならないように。
思い出さないように。
していたのに。

ときどき、彼がその蓋を開けるんだ。

溜まってた何かが溢れるように、
涙が止まらなかったのはそのせいだ。






最後に会ってから2週間が経つ。
少しずつ慣れたから、
このまま消えてなくなればいい。

何処へ行ってもいちいち思い出すのはある種の病気。

一緒に行ったお店。
好きだった食べ物。
あんな料理を作ったっけ。


そういうすべてが、
早く笑い話になればいいのに。

何事もなかったかのように、

友達になれたらいいのに 。


一緒にいた時間が邪魔をする 。
なかなか忘れさせてはくれないの でも、
これも一時的なもので、

きっと数年後の自分が笑ってる。




大丈夫。
大丈夫だ。



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