だめだ、
待ってたのメール。
おめでとうって一言でもいいから。
絵文字なんかなくて句読点だけでいいから、
それだけで少し救われる気がしたから。
日付替わるまで。
結局、そういうことだと思ってしまうのが恐かったからだ。
確信に到ることが恐かったからだ。
だけど、そうやってなってもまだそうじゃないって思ってる、思おうとしてるわたしは本当にばかだと思う。
また何処にも出掛けたくなくなって、
誰とも会いたくない病。
それでも、唯一大丈夫なのが彼だったのに。
もうわかんないや、わかんない。
すきでもすきじゃなくても、
いまのこれをやめなきゃいけないんだよね、
苦しくてもやらなきゃいけないんだよねきっと。
一日中笑ってなきゃいけない仕事がつらいよ、
弱くてだめなじぶんもやだよだけど
もうどうすればいいかわかんない
流行に右往左往し、
安物を買いあさる。
ファッションを流行だと勘違いして、
それでいて流行りに乗ったような顔をしている。
そんな日本人に理解できるのか、彼女を。
そんな風に思っていた。
ずっと、憧れていた。
強く生きていた彼女を。
だけど彼女が強かったのではなくて、
そうせざるを得なかったのだと、映画を観てわかった気がしました。
人は皆、弱くて、
ひとりじゃ立っていられないんです。
だから無性に彼に会いたくなった。
でも彼が必要としているのは私ではない。
溜まっていた涙が、
エンドロールで落っこちた。