裏切りの対価、代償の行方ー…
[保健室へ]
斎:颯刃、具合はどうだ?
颯刃:うん、もう平気だよ
わざわざありがとう(笑)
斎:気にするな
誠:むっ、貴様等…!
斎:なんだ、生きていたのか?(シレッ)
誠:Σ勝手に殺すな!!;
鏡人:…木城…大分良さそうだな…?
誠:ふん、たかが軽い骨折程度で休んで居られるか
鏡人:…蛍原の姿が見えないな…
誠:保健室の収容量がオーバーした為、臨時の教室に居る筈だ
…尤も、まだ意識は戻っていないが…
鏡人:…そうか…
颯刃:皇も回復は遅いみたいだし、皆早く良くなると良いな…
誠:九龍颯刃、貴様が落ち込んだ所で回復は早まらん
知覚者として成すべき事に集中する方が余程皆の為になるぞ?
颯刃:そうか…ありがとう(苦笑)
斎:コイツに感謝など要らんのだがな?(シレッ)
誠:貴様はイチイチ一言多いぞ!;
…だが、今回は助かった…礼を言う…
斎:気色が悪い
誠:別に俺個人からでは無いわっ!!
今は昏倒している生徒の代弁だと思えっ!;
斎:クククッ…そうか…(ニヤニヤ)
誠:…話す事は以上だ、失礼する…!
(若干腹立たしげに仕切りのカーテンを引く)
鏡人:…颯刃…話を聞いて回るのだろう…?
颯刃:あぁ、情報はこのデータにあるみたいだけど、直に当たる方が解るかも知れないからな
斎:簡単には目を通していないが、どうも洩れがある可能性があるぞ…?
鏡人:…颯刃…俺はまだデータを見ていない…
颯刃:あ、はい…
(鏡人にデータを見せる)
洩れ…?(斎を見る)
斎:ククッ…学園も杜撰だと言う事だ(ニヤッ)
颯刃:…それじゃ解ん無いよ…;(苦笑)
鏡人:………
斎:さて、折角だからイノウエに話を聞くか
颯刃:そうだな
―――――ーーーーーーーーーーーーーー
颯刃:ううん…どうもイノウエは違う気がするなぁ;
斎:噂に依ればジョウとカズヤが怪しいらしいが…
鏡人:………(データに目を通す)
颯刃:そうだなぁ、接触してみるか?
斎:そうだな
鏡人:………
(一瞬顔色を変えるが、すぐに平常に戻る)
颯刃:学食に行ってみよう!
―――――ーーーーーーーーーーーーーー
赤兎:まるで熊だな;(ぼそり)
颯刃:目立つ生徒なんだな;
斎:ボサッとしても始まらんぞ?
火澄:あれ?颯刃達も来たんだ?(笑)
颯刃:火澄、相変わらず頑張ってるな(笑)
斎:クククッ…頑張らなくては愛しの君には逢えそうに無いからな?
(ニヤニヤ)
火澄:Σち、違うよっ!!;
ほら、忙しいんだから早く注文しちゃってよねっ!;
颯刃:あ、なんかゴメンな?(苦笑)
―――――ーーーーーーーーーーーーーー
颯刃:さて、どう接触しようかな…;
(ぼそり)
赤兎:オレ様に任せとけよ…ケケケ…
(ぼそり)
―――――ーーーーーーーーーーーーーー
斎:KYなサポート機だな(ヤレヤレ)
赤兎:(接触するチャンスを作ってやっただけだぜ…ケケケ…)
颯刃:あんまり学食で乱闘はしたくないんだけど…;
鏡人:…相手はお構い無しみたいだな…
―――――ーーーーーーーーーーーーーー
颯刃:…まだ食べるのか…(滝汗)
斎:Q.E.D…さぁ、片付けは済んだ
此処に長居は不要だろうな…
鏡人:…視線が痛い…
颯刃:後で火澄にも謝ろう;
(そそくさと退室する)
To be continued...