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理の欠片

話したいと思わなければ、無理に話す必要はない。話したところで、何もかもを共有出来るとは限らないのだから。

同じ時、同じ場所に居たからといって、同じものを見ているとは限らない。友人しかり、恋人しかり、夫婦しかり。

最も近くにいる人が、実は一番遠かった、ということも珍しくはない。

真相

知らないことは、罪ではない。
でも、あえて知ろうとしないことは、罪だ。


不機嫌

ああ、確かに。

出来ない、やりたくない、私のせいじゃない。

いつだって、言い分は山のようにある。でも、それが無駄なことを嫌という程知っているのだ。
自身の立場がそれを許さない。例えなりたくてなったわけではないとしても。
誰かを気遣えど、誰かが気遣ってくれることが、当たり前ではないことを、知っている。

泣いたら、助けてくれるの?

そんな保証はないでしょう?
不確かなことに割く時間があるなら、出来ることをやる。動かなければ、どこへも行けない。手を差し伸べてくれるのを待っていられるほど、もう夢はみない。

目的のない行動は、もうしない。

自分を救うのは、自分。 
辛いと、苦しいと感じるのも自分。
理不尽なことなんて、その辺にゴロゴロ転がっていて、イチイチ腹を立てていたら、身がもたない。

でも、一つだけ確実に言えることがある。

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