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財界のナポレオン


話題:歴史


新年おめでとうございます。昨年は休止期間が長かったので今年はこまめな活動をしたいですね。

新年最初はやはり歴史記事で行きたいと思います。
今年の大河は真田です。しかし、教育の記事には全く関係ないですね。(汗)



第一次大戦が始まると鉄などの物資を買い付けます。戦争での物資不足を予測してのことでした。
神戸の小さな問屋でしかなかった鈴木商店は三井や三菱をはるかに凌ぐ年商を上げるのです。

福沢諭吉の娘婿・福沢桃介をして、
『我が国の基礎工業に先鞭をつけたナポレオンに比すべき英雄』
そう言わしめました。

鈴木商店大番頭・金子直吉。


昭和恐慌の荒波を乗り切れず昭和2年に破綻してしまいます。しかしながら残されたグループ内の企業は日本を支えて行きます。
神戸製鋼、石川島播磨重工業、サッポロビール、日商岩井。

当然、債権者は金子のもとに駆けつけますが愕然とします。家の一軒も所有しておらず、財産など無かったのです。たった一つの財産は壁に掛けられた世界地図のみだったと言われています。

日本経済界が生んだ豪傑でした。
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