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赤い涙が落ちる時14


「…っ」

京助が俺を抱きしめた

キツくはない

まるで宝物でも扱うようにソッと抱かれたから

『ゴメン…』

「…うん」

『ぼ…僕 気付いて上げられ無かった 僕…君が好きで それだけ伝えたくて…それで それでも君は…」

「うん親友だよ 君が俺を好きでも もう逢えなくなっても」

俺は自信を持って言えた

『逢え… あぁそうだね 僕は
死んでしまった』

涙はもう流れていなかったが

顔に寂しさが陰った

彼の手が

触れる筈の無い手が

俺の頬に触れた


『逢いに来るよ』

「どうやって来るの?」


いつものように話し出した

まるで学校の休み時間のようだ



『君を愛しているから…』






「…ありがとう」


笑うと京助も笑った


『生まれ変わるなら、次こそ君の…』


京助はそこで止めた


「?」

『親友になりたい』

「…」


次は本物の親友にと…笑った


『やだなぁ…何回言えばわかるの?彼は私のだよ?』

そこに立っていたのは杏菜だった


「杏…菜?」

『今晩わ』

『なにしにっ』

『言ったでしょう?アンタじゃ、彼の望むものはしてやれないって』


杏菜だ…だが、違うのは、透けている


「京助、これって…」

『生き霊ってやつかも…』

『さっきはビックリしたよ?いきなり久保田の話するし、いきなり切るし…悪霊に憑かれてたんだねぇ』


杏菜は高々と笑った

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今兄が旅立った


最近友達にお兄の話ばっかしてるから
絶対ブラコンだと思われてる

どうもドルチェです


今兄が船に乗りましたぁ

日食を見るツアーかなんかで
選ばれし数名の高校生だけが行けるんだそうな


い〜な〜
自分の好きな事で選ばれて
自分の好きな事を話せる仲間と
自分の好きな事で4日間も楽しめるなんて!!


私も4日間ずっと絵描いときたい




今はお兄を送った帰りの足で
ショッピンゴ―

買うぞ!!
西瓜の手伝いで貯めた金で

買い物リストも書いた!!

いゃっふぅ〜い

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