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赤い涙が落ちる時7

携帯は無惨に床に落ちた


「もしもし?どうしたの?」


杏菜のこえが遠くで聞こえた


「望む…もの…」


息を殺して、静かに俺は携帯を持った



そしてきりボタンをおし通話を無理矢理終わらした


京助に頭で語りかけた…


京助、お前は、俺になんて言ってほしかった?


すると京助は自笑したように


望んでほしかった


と言った


京助、お前は誰に殺されたんだ?


あの日俺が彼の場所でみたお前は自殺という感じだった


京助はなにも言わなかった


京助っ

後ろに気配を感じた


ジワリと嫌な汗が流れた
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