藍色の協奏曲

桜島ドッカーン

今日の私もドッカーン




今日は吹奏楽部が１日練習!!


いやぁ
いつものように顧問意味不明ぇ(*゜▽゜)


｢立てばモデラート座ればアレグロ歩く姿はアンダンテ｣

お〜い
それ絶対パクリだろ〜

｢笑えよ｣

いゃ笑えないからぁ〜
ほらみんな失笑じゃぁ〜ん

｢あ 分かんないか｣

てめぇの頭が理解不能(´∀｀)




今日なんて前顧問を侮辱した

｢もし前の音と今の音が変わってたら『ざまぁみろ』って思うね｣

頭大丈夫??

てめぇが前顧問超えられると思ってんのか

寝言は寝て言え




意味のない注意も
｢指揮ばかりみないでね｣


wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww


誰も指揮なんて見てないから

何?幻覚でも見てんの?



ある気に入ったのであろう女子生徒は
名前で呼ぶし

いゃキモいからね?


無駄な指揮の振り付けなんて言語道断!!

これで九州大会行けるなんて思ってんの??

指さされて笑われるだけだよ?





私は何度も辞めようとした

辞めたいと思った






てめぇが辞めろ

「京助…、」


ゆっくりと触れた


頭を撫でた、あの頃のように


『…っ…』

「ごめん、俺の望む事は、京助とずっとずっと親友として傍にいたかったよ」


すると京助は目を見開いた


『…傍に…？』

「あぁ、だからあの時、あんな事を言ったんだ…」


ポタリ…


俺の服に滴が落ちた


京助が泣いてるのか…そう思ってたら違った


泣いてるのは…


俺の方


『……！』

「ずっと、傍にいたかっ…っ…」


あの時、彼の場所で死んでる京助を見たとき


信じられなかった…


ずっと…隣に居てくれると信じてた


たった一人の親友だった…