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electraglide 2012.11.23


エレグラ♪エレグラ♪エレグラ♪エレグラ♪

…と、『グラコロ』の曲に乗せて

1週間前から浮かれていた人は

私だけではないはず。


『electraglide 2012』の

ラインナップはゴージャスで、

タイムテーブルを見てはパニック

気味になりつつも、長野から爆睡

で幕張に向かいました。


幕張メッセは天候に左右されない

からいいね。

ホテルも近くに取っちゃえば

イベント終わりで、朝 即寝でき

るし。 (←このへんがもう歳…)


チェックインして、朝まで遊ぶ

から、お風呂も入り暫し寛ぐ。

ガウン着てシャンパン…じゃなく

てウコンを飲んだわ。

(↑このへんも歳…)


レイト・チェックアウト 13:00

OK!


私は軽い夕飯を済ませて〜、

NATHAN FAKE (22:05〜)を観たか

ったから、結構早めに会場へ。

ついでに観た KODE9も良くて

楽しい夜の始まりでーす。


NATHAN FAKE が心地よく、移動し

たくなかったけど、話題だから

押さえておこうと思った

Amon Tobin (22:45〜)へ。


今回のISAM プロジェクション

マッピングは縮小バージョンで

サイズ 2/5 だったそうです。

うん、確かに小さかった。


SHOW的な感じで踊れなかったから

途中で抜けちゃった。


旦那マンは夕方から興奮ぎみで

食事をしていなかったので、隣で

どーでもいい KENTAROが鳴る中、

トンテキ丼(?ナニソレ)を食べて

ひと休み。


つか、この時間に SQUAREPUSHER

入れて欲しかった。


ふざけた デンキ(00:15〜)を

遠巻きに眺め、Four Tetまでの

15分をSQUAREPUSHER(01:05〜)へ

ε=┏( ・_・)┛ Go

これが!ヤバイ!

カッコよくてビックリ!

1番インパクトあったかも。


爆音と凄まじい音のブッ込み方に

LEDのビジュアルがハマッて、

マジで壊れるかと思うほど。


かなり惹かれたけど、Four Tetは

外せないし…(T_T)/~


なんだよ(ー"ー#)

このタイムテーブル。。

忙しいよ〜。


大阪は カブりなしのベストな

タイムテーブルだったんだね。


ようやくFour Tet (01:20〜)で

落ち着いて、気持ちよくワイン

飲んでたら、東京の友達と合流

できたー!


Yeah! ^ー^)人(^ー^ Yeah!


来るかな〜とは思っていたけど、

何万人の中から連絡もナシに

発見してくれるなんて、U君

(σ^∀^)σ 天才!


お仲間も大勢いて、わーい♪

 ★☆夜はこれからだ〜☆★


続いて ORBITAL (02:35〜)は、

これが…BELINDA CARLISLE の

Ooh baby…でお馴染み

『Heaven Is A Place On Earth』

が盛大にかかっちゃって、

「オィ…正気か?」って思いが

実は いまだに抜けない。


アレは何だったんだ。

ORBITAL 渾身のボケか?


とりま、それは置いといて(ノ・・)ノ

その後の、どストレートな上げっ

ぷりには、ある意味 潔さを感じ

ました。


かなり楽しんでおいて何だけど、

明るかったわ〜。

新しさは…なかったな。

でも盛り上がった♪


ORBITAL


当初は、ORBITALの最後で抜けて

→ FLYING LOTUS チラ見の →

Andrew Weatherall 頭から…って

予定だったけど、ORBITALが盛り

上がり過ぎて 抜けるのは惜しく

最後までいちゃいました。

アハッ(^^)


という訳で、FLYING LOTUS

(03:30〜)は観れず。


でもいいの。

スキャットマン…いや違う、Weatherall

(03:50〜)さえ聴ければ。


やっぱカッコ良かったです。


「うーん♪ イーネッッ!!」

「コレが聴きたかった!!」って

思いました。


超満員の ORBITALから、みんな

フライロに行ったか、一気に人が

減って、あー気持ち良かったなー

・:*:・゚★,。・:*:・゚☆・:*:・゚*:・゚☆

サイコー!

欲を言えば……イヤ 言うまい。


そしてそれが終わる頃には会場の

あちこちに死体散乱。

旦那マンも意識ナシ。


元気な嫁はTOM MIDDLETONへ。

ユニットのせいか結構ガッツリで

明け方だし、もっとゆるく聴きた

かったけど…まぁいっか〜久しぶ

りに遊んだし。


エレグラと言えば、仲間内では

伝説レベルの異常事態…

UNDERWORLD...

★アレはヤバかった★

もう10年以上前かな。


そんな事を懐かしく思い出し

ながら、明け方6時過ぎの海浜を

フラフラ歩いて帰りました。


あー楽しかった!!

戸隠そば祭り 新そば食べ歩き


長年の念願叶って、戸隠の新そば

祭り“半ざる食べ歩き”をしてき

ました。


2000円の手形を買うと5枚の券が

綴ってあり、その券1枚につき

加盟店で半ざる蕎麦を1枚頂く事

ができるのです。


紅葉も終わりかけとはいえ秋の

土・日の戸隠はかなり混むので、

このために平日休みを取ってしま

いました(^m^)フフフ♪たまにはイイヤ


昔はお蕎麦なんてそんなに興味は

なかったけれど、やはり信州人は

歳を重ねるごとにお蕎麦にうるさ

くなっていき、それぞれ自分の口

に合った店を決めていくのです。


私は戸隠でも有名店の

『うずら家』さんを常々贔屓に

しているのですが、そこは行列が

常にできているので他県から来た

お客様をお連れするのに時間が

あまりない場合困っていました。

戸隠と言えども、中にはおいしく

ないお店があるのも事実。

お客様を連れて失敗した事もあり

ました。


サッと入れて『うずら家』と

同レベルのお店を探していたので

今回の食べ歩きは良い機会で

した。


半ざる手形と集印(スタンプ)用紙を

持っていざ!


噂で評判を聞いていた『たんぼ』

を一軒目に選びました。


なんだかワクワクします。


戸隠は家族で営んでいるお店が

多く、『たんぼ』は民家のような

造りで窓際でお婆ちゃんが陽なた

ぼっこをしていました(´∀`)


あとで気付いたのですが、どこの

お店も蕎麦茶と共に必ずその

お店オリジナルのお漬物が出てき

ます。

それをつまんでいるうちにお蕎麦

が出てくるのです。

細やかな気持ちが温かいですね。


薬味はワサビ、ネギが基本。

大根おろしが付く所もあります。

海苔は滅多に出ません。

海苔はお蕎麦の風味を消してしま

います。


『たんぼ』で出てきたお蕎麦は

少し太めの田舎風。


私の場合、ひとくち目は香りを

感じながらワサビを少しだけつゆ

に溶かしネギは入れず、お蕎麦を

1/3だけ つゆに浸して頂きます。


「美味しい!!」


一気に気分が上がりました。

お蕎麦の味がしっかりします。


一緒に行った2人も「うまい!」

と言っていました。

かなりハイレベルで、さい先いい

です(o^∀^o)


そして薬味を足して、あっという

間に完食。

蕎麦湯も大変おいしかったです。


押印してもらい、次のお店を

みんなで選びます。


『たんぼ』は戸隠の端にあった

ので、次は中社近辺で食べよう

という事になり、『二葉屋』を

チョイス。

庶民的な雰囲気ではなくちょっと

高級感がありました。


しかし、まだ12時15分にもかかわ

らず「半ざる終わりました」の

貼り紙が…。


お蕎麦はあるはずなのに?!

平日のお昼に?!

半ざる手形は客扱いされていない

感じ?!(ー"ー#) Oh Hey…

それなら加盟店に名を連ねないで

ほしいわ。


車も停めた事だし、その隣の

『ゆたかや』へ流れました。

昔ながらの小狭いお店。

娘さんは無愛想(;^_^

でも味は、とても良かったです。


鰹の出汁が効いたつゆ。

お蕎麦は細切りなので、つゆを

しっかり含みます。

結果オーライでした。


中社にいるので、続いて やはり

外せない『うずら家』へ行きまし

たが40〜50分待ち…。

まぁ、お昼時なので仕方ない。

うずら家は時間をずらすとして…

(ずらし過ぎると売り切れます)


今度は奥社の入口にある

『なおすけ』へ。


リニューアルして明るい店内、

感じの良い接客。

でもお蕎麦の味は薄かったです。

残念。


蕎麦茶→お蕎麦→蕎麦湯のループ

なので、ここでブレイク。


鏡池のカフェでコーヒーを。

戸隠山が荘厳な姿で切り立って

います。



雪のある部分も見えました。

山から吹き下ろす風が冷たく、

これから冬が訪れます。


中社へ戻り20分待ちになった

『うずら家』の順番表に名前を

書き、せっかくなのでお参りを

しました。


戸隠はパワースポットが多いの

ですが、中社は樹齢800年の

三本杉や龍神様の滝もあり特に

外せないスポットです。



お店に戻ると、うずら家の店主が

窓際で熱心にお蕎麦を打っていま

した。

大変な力仕事です。


ここの新蕎麦は緑がかった色を

していて、香り高く上品なお味。

風味のバランスがいいんですね。

(^-^)

薬味も本ワサビを自分で卸し

ます。

キノコの天ぷらも頼んで、その

変わらぬ美味しさを堪能しま

した。


戸隠蕎麦はざるに盛る時に食べ

やすく小分けに束にします。



それを“ぼっち”と言い、一人前

“五ぼっち”盛っています。

半ざる手形で食べ歩くと三ぼっち

です。

一人前を3枚食べる計算になり

ます。

こんなにお蕎麦を食べた事はあり

ません。

かなりお腹いっぱいになりま

した。


11月1日〜25日まで手形は有効

なので、2日くらいかけて回る人

も多く、『うずら家』の店員さん

には「あら、1日でですか!」と

びっくりされました。


手形はまだ1つ残っています。

山だから4時にはお店が閉まり

ます。

もっと早く閉まっているところも

あったので、開いていた戸隠食堂

へ入りました。


水車があり、お店の人の感じも

良かったです。

蕎麦団子までオマケしてくれ

ました。

そして五つ目の押印で、なんだか

とても満足感を得ました。


各店それぞれに味の違いがあり、

蕎麦談義に花が咲き、紅葉した

木々のトンネルを走り、山の

パワー、社(もり)のパワーを

もらって楽しい1日でした。

機会があったらぜひ巡ってみて

下さい。




私は また冬、ボードでお世話に

なります!

草間彌生展『永遠の永遠の永遠』




紅葉は美しく木々を離れて…


これは草間彌生の詩集から。


言葉のチョイスが美しいです。


松本市美術館で開催されている

草間彌生展へ行ってきました。


テーマは『永遠の永遠の永遠』


なんて心をとらえるテーマ。


入館する前から外にあるオブジェ

を観て「わぁ〜♪」と声を出して

しまいました。


楽しく、可愛く、パワーみなぎる

世界。




さらに入館してみると、そんな

単純な言葉だけでは語れない

深い芸術性から得られる圧倒的な

感動が胸を突き刺しました。


代表的な水玉モチーフの作品を

中心に草間ワールドは炸裂して

おり、心を奪われた私は今開催

期間中2度足を運びました。


以前にも群馬の Haraミュージアム

で観覧しましたが、さらに

パワーアップしているのは明らか

でした。


1年半で描き上げたという100枚

の連作、そのうちの約50点が展示

されており、それらは圧巻。


様々な原色が不思議とぶつから

ない天才的な配色。


子供が描く絵のようなイキイキ感

と、歳を重ねてきたからこそ溢れ

でる愛がカンヴァスから伝わって

きました。


それらの作品を全く下書きをせず

1日〜3日で描き上げるそう。

162×162cm の、かなり大きな

カンヴァスです。


「良かったね、また今日も絵が

描けて。神様に感謝しないと。」

NHKスペシャルの密着取材で

語っていました。


「人生で一番燃えている時よ!」

御歳83歳の彼女は、

「私(自分のことが)大好き。」と

アトリエにいる時は High な様子

でした。


しかし、一見して水玉の世界は

その鮮やかな色彩からとても

可愛く映るのだけれど、草間彌生

が10歳の時に鉛筆デッサンで

描いた母の肖像画には顔や着物、

背景にまで水玉が散りばめられて

おり、これが彼女が幼い頃から

見てきた幻覚の中かと思うと

言葉を失ってしまいます。


昼間はアトリエ、夜は精神病棟の

狭い一室で眠るという生活。

強迫神経症、不安神経症、自殺

願望。


幼い頃から統合失調症と診断され

絵が好きだった少女はひたすら

描く事で幻覚や不安に耐えて

きました。


外に出て河原に行くと何億もの石

が迫ってきたり、スミレの花は

人間の顔をして語りかけたりして

くる…

その恐怖から逃げ帰り、押入れに

入ってガタガタ震えていた少女。


絵に没頭することは彼女が生きる

道だったのです。


しかしその一方で幻覚を見なけれ

ばいわゆる“普通”で“正常”

なのか…

普通で正常ならば幸せなのか…

考えてみると、一概には言えない

のではないかと私は思ったりも

します。


絵画やオブジェ、柔らかい彫刻

だけでなく、草間彌生は詩も

素晴らしく、それらの感性は

やはり世界でも賞賛されるもの

だと納得します。


「宇宙の全てを

    愛でカバーしたい。」

とも語っていました。


今回の作品の中でも草間彌生の

インスタレーションは、まさに

“永遠の永遠の永遠”を表現した

ものでした。


永遠なんて目に見えるものでは

ないと思っていたけれど、そこに

あるものは確かに『永遠』を実感

できる空間でした。


可視化。

見えないはずのものをこの目で

見ることができた不思議。


心を奪われたまま、その中で

立ち尽くしていました。

できればずっとそこにいたいと

さえ思いました。


今年はLouis Vuittonともコラボ

しており、世界中の Flag Shopが

水玉に変わりました。


「1000枚でも2000枚でも描くの。

うんと描いて、描きまくって

死ぬの。」

って言っていました。


そのパワーはどこからくるのか。


眼光鋭く、ものすごい集中力で

イマジネーションをカンヴァスに

ぶつけていく。

震える手で迷いなく描いていき

ます。


【愛と死、宇宙、永遠、平和】

全てが込められた水玉。


ヴィトンの撮影をした写真家

篠山紀信は「草間さんは国宝。」

と言っていました。


強烈なインパクトの水玉の服を

まとい、モノグラム×水玉の

バッグを持った草間彌生は

彼女自身がARTそのものでした。


アトリエで絵にパワーを注ぎ込ん

だあと、さらに病室で新聞を読み

また、たくさんの本を読んで常に

知識を得ようとするその姿にも

感銘を受けました。


【詩】

その「失望」と「虚しさ」を

そして「孤独」の数々を胸に

秘めて生きながらえてきた日々は

人の世の花火が 時として

「華麗」に空に散りばめられて

いた

五色を持って夜空に舞っていく

花火の粉末を全身に散りばめて

いる感動の瞬間を私は忘れない


  『落涙の居城に住みて』より


愛という言葉が決してcheapでは

ないと草間彌生は教えてくれ

ました。
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