・黒バス夢
・黄瀬夢
・吸血鬼パロディシリーズ
・こちらは夢主が吸血鬼
・現代もの
・なんかもうトンデモ設定
・超絶わかりにくい
・男主のパロとは無関係
・ラブコメを目指す
・あからさまな逆ハー気味
・キャラ崩壊注意
・夢主「藍沢雛(あいざわひな)」
以上を了承してくださる方はどぞ。
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・黒バス夢
モデルを職業としている黄瀬涼太という男は、類まれに見るイケメンである。
黙っていても女の子は寄ってくるし、そもそも女に困ったことがない。
よって黄瀬が自ら彼女を作ろうと思ったり、誰かに執着することなどこの方一度もなかったのだ。
…だが、そんな黄瀬にもようやく春が訪れたのである。
「おいコラ黄瀬ぇ!何帰ろうとしてんだ!」
「すんませんっス!今日オレデートなんで!」
「デート?なんだお前、女の子と出かけるなんて珍しいな」
「そうなんスよ森山先輩っ!実はオレ!彼女できたんス!」
「……は…」
「はあああああ!?」
おおよそあり得ない事態に、先輩陣の声がこだまする。
最高潮に浮かれた様子で事務所を出ていった黄瀬に、笠松や森山は開いた口が塞がらなかったという。
「桃っち!お邪魔するっスよー!」
「あらきーちゃん、いらっしゃい」
夕方。
店の扉を開けるとカウンター越しに桃井が微笑んだ。
昼は紅茶カフェ、夜は時折ワインバーとして営むこの店の名は「ローゼ」。
桃井を中心に店員が二人という、知る人ぞ知る、なこじんまりとした店である。
「でもちょっと早すぎるんじゃない?待ち合わせより30分以上も前でしょ?」
「遅すぎるくらいっスよ!付き合って初めてのデートなんスから、もう待ち遠しくって!」
「ふふ、もうきーちゃんのファンが見たら泣いちゃうね」
「関係ないっスよ。オレは、雛っち一筋っス」
「あらお熱いこと。でもねぇ、女の子は支度に時間がかかるのよ?焦らせちゃダメじゃない。ただでさえ雛ちゃんは人間の生活に慣れてないんだから…」
「そーゆーとこも魅力っスよねー」
「…結構きーちゃんも盲目的よね」
「そっスか?あ、でもこれは吸血鬼の魅惑に取り憑かれたとかじゃないっスよ。ちゃんとオレの意思だから!」
「ハイハイ、それはよくわかってるわ。雛ちゃんは魅惑の能力を使って男を誘惑するのがホント苦手だもの。というか、能力を使わなくったって人を惹きつけちゃうものね。きーちゃんがいい例」
「うーん…でもそれはそれで困りものっスよ。雛っちかわいいから」
「もうやだやだ、のろけはよそでやってよね」
桃井が肩をすくめると、カウンターの奥にある階段から物音がした。
「あ、雛ちゃん?準備終わった?カレシさんがお待ちかねだよ」
「…え、あ…涼太くん。…待たせちゃった…?」
ひょこりと顔を出した小柄な少女が首を傾げた。
蒼白くも見える透き通ったような肌と、吸い込まれてしまいそうになる大きな瞳。
ポニーテールに結われたふわふわの髪が揺れる。
「っ……!」
鈍器で殴りつけられたように黄瀬は思わず頭を抱えた。
「…きーちゃん?あまり聞きたくないけど何してるの?」
「かっ……かわいいいいいいっスー!雛っちー!逢いたかったっスー!」
「あ、えと…」
「もう!きーちゃん!出会い頭に抱きつかないの!三日前に逢ったばかりでしょ!」
桃井が叱りつけるが黄瀬はお構いなし。
今しがた現れた小さな少女の髪を撫で、売り物であるモデルの顔を台無しにするほどにやついている。
「今日も一段とかわいいっスよ雛っち!そのワンピースおニュー?今季の新作っスね!めちゃくちゃ似合ってる!」
「…あ…あり、がと…」
褒められて恥ずかしそうにする雛はどこか初々しい。
そんな雛に黄瀬はまたしてもだらしない顔を晒していた。
「雛っちお腹空いてない?先『食事』しとく?」
「…でも、それじゃ涼太くんが…」
「大丈夫っスよ!オレ体力には自信あるし!つーか雛っちに血ぃ吸い尽くされるなんて本望すぎるっス!」
「………バカップル」
「桃っち冷めた目で見ないで!」
「なんでもいいけど、『食事』するなら早くしてね。私奥で開店準備するから。今日は久しぶりにワインバーの方も開ける予定なの」
そう言って桃井はエプロンを着けながら奥へと向かっていく。
…と、途中で戻ってきた。
「きーちゃん、雛ちゃんをあまり甘やかさないでよね。都会での生活に早く慣れさせなきゃならないんだから。あと、血を吸わせ過ぎないこと。雛ちゃんは小柄だけど吸血鬼の中でも大食いの方なんだから。下手したらきーちゃん死ぬよ?」
「う…相変わらず桃っちキビシーっスね。ま、肝に銘じておくっスよ」
「よろしい。…ふふ、じゃあ楽しんできてね」
「…ありがと、ももちゃん」
何事もなく話が弾んでいるが、先程からさも当たり前のように出てきた単語「吸血鬼」。
想像がつく通り、雛に加え桃井は吸血鬼である。
普通の人間は当然吸血鬼の存在など知らないが、世界に数えるほどしか生息が確認されなくなった女の吸血鬼は、今のところこの二人しか姿を見ない。
特に雛のような純血タイプの吸血鬼はもはや絶滅危惧種らしく、桃井は雛をかくまうように街の外れで小さなカフェを営みながらひっそりと生活していた。
加えて雛は人里離れた地での生活が長かったため、いわゆる人間としての生活に関しては全くの初心者なのである。
縁あって黄瀬と出逢い、日々勉強しながら晴れて最近恋人同士となったわけなのだが…それはまた別の機会として。
ともあれデートに出かける前に、雛の「食事」を先に済ませることと相成った。
人間が食べる物は生き血ほど力にはならないらしく、定期的にこうして黄瀬から血をもらわなければならない。
…とはいえ黄瀬自身、どちらかというと喜んでいるようなのであえて言及はすまい。
「……え、と…いただきます」
「どーぞどーぞ!…あ、雛っちその前に」
「…?」
「『食事』の間、ぎゅってしてていい?」
「…うん……?」
あまり意味はわかっていないようだが、雛は素直にうなずいた。
黄瀬は内心大きくガッツポーズをした後自身の服をはだけさせる。
小さな身体が近づくと、ふわりといい香りがした。
そっと手が添えられ、首筋に一瞬刺すような痛みが走る。
「んっ……」
「……」
反射的に雛の身体を抱きしめた。
それは麻酔のように痛みを和らげ、黄瀬の意識を煩悩へと集中させる。
(う…わあああああ…!オレ、今雛っち抱きしめてる!?や、柔らか…!すげーいい匂いするし……なんか、このまま死んでもいい気がしてきた…!)
…とまるで童貞のような思考回路を経て、雛の「食事」は無事終了した。
黄瀬は少々名残惜しそうに雛の身体を離し、服を元に戻す。
「……傷…」
「ん?ああ大丈夫っスよ。桃っちが薬くれたから。仕事にも支障ナシ!」
「…よかった」
黄瀬と関わることでモデルという職を知り、心配になったのだろう。
安心したように微笑む姿が、何とも言えず愛らしかった。
(ああ…もうホント、かわいいなぁ)
思わず胸中で呟くと、不思議そうに雛が首を傾げ見上げてくる。
再びにやつきそうになるのをどうにか抑え、黄瀬は雛の手を取り「ローゼ」の扉をくぐった。
性 別 | 女性 |
誕生日 | 7月24日 |
血液型 | AB型 |
歌バスのギャップかしらともかく黄雛が
黄雛で可愛くて幸せだー!!!\(^o^)/パパパーン
この黄瀬の安定の雛ちゃん大好き具合ー!
これぞ黄雛!愛してます!癒されるわああー!!(*´ω`*)
ぷらす桃ちゃんとかも良いねw
人間界に乏しい雛ちゃんとか可愛いよー!
うわあ可愛いして言ってないどうしたら(笑)
なんだか魔女っ子の対みたいで楽しい……
これを読むと魔女っ子書かなきゃ!ってなる←
またこっちは黄瀬が認識してて
こちらは認識出来てないとかなんか
視点ちがってまた女主に広がって楽しいー!
今後楽しみ!若干横からテツヤさま入ってきても楽しい(^q^)←
ラブコメ楽しいー!\(^o^)/……と叫んで
収集できないのでここでやめまーす(笑)
支離滅裂なコメント失礼しましたああー!!!
うひゃああああああありがとうございますー!!
とりあえず思いつくままに書き殴ってみたら結構ごちゃっとしてしまった\(^o^)/
そう!対っぽく(勝手に)したくてこんな感じに…
桃ちゃんの存在助かってます(笑)
この田舎者な雛がちょっと楽しいです。
黄瀬の相変わらずなテンションも。
シリアス一切なくて雛っち雛っち言ってるバカっぽいのが懐かしくて←
あ、魔女っ子全裸待機してますんで!(`・ω・´)
もっと先まで書く予定がだらだら書きすぎて書けなかった…orz
これからテツヤ様や火神ん、キセキの皆さんも出せたらなーと思ってますが…どうなることやら\(^o^)/
とりあえず次はよりラブコメっぽくなるよう努力します!
コメントありがとううう!!!
もう!めちゃくちゃ嬉しいねんんんんんん!!!
黄雛で調子乗っちゃいます!(ノ><)ノ