「………」
…もし本当にアレを黒子っちに見られていたとしたら…
『黄瀬君の泣き顔って、案外かわいいんですね』
「……!」
思い出しただけでぞくりと肌が粟立つ。
…つーかオレ、泣いてたんだ…
「…」
いやいやいや!
あれは青峰っちが無理やり突っ込んだからで……って…
脱線。
実際、今朝黒子に会っても普通すぎてこちらが拍子抜けしたほどだ。
「疲れて夢見た…とか?まっさか…」
「…オイ」
「うわあっ!…あ、青峰っち。おはよーっス」
「おはよーっスじゃねーよ。さっきから何回声かけたと思ってんだ。朝からぼーっとしやがって」
「え、いやこれは別に……って!誰のせいだと思ってんスか!」
「ああ?俺のせいかよ」
「少なくとも半分は絶対そうっス!」
「半分?」
「…!」
しまった、と思った。
…正直な話、肉体的な疲れは完全に青峰のせいである。
だが精神的な疲れは、冒頭の通り。
……黒子っちに見られてた、かもしれないなんて…言えるわけない。
「あーもう!なんでもないっスよ!つーか!もうちょっといたわってほしいっス!オレ今をときめくモデルなんスよ!?モ、デ、ル!」
「ギャーギャーうるせーな。エロい格好してるお前が悪いんだよ」
「誰がっスか!」
しれっと言い放つ青峰は悪びれもなくニヤリと笑った。が、それどころではない黄瀬は
「もういいっス!人の気も知らないで…!青峰っちのおっぱい星人ー!」
「あ、オイ…………ガキかあいつは」
まるで漫画のように走り去った黄瀬を見送り、青峰はひとつ息を吐き出した。
「…相変わらず仲睦まじいですね」
「そーか?」
「驚かないんですね」
「お前がいたことにか?そりゃあな、テツ」
突如現れた声と姿にも、青峰は微動だにしなかった。
「じゃあ昨日僕が見ていたことも」
「まーな。あの様子見てっと、黄瀬になんか言ったんだろ」
「ええまあ。あまりにかわいかったというか、加虐心がくすぐられたのでつい」
「いー趣味してんな」
「それはお互い様でしょう」
淡々と繰り広げられる会話のはずが、どこか火花が見え隠れする。
するとどちらが早いか、うっすら口元を歪めて笑って見せた。
「せいぜい乱暴に扱ってください。黄瀬君が壊れたら今度は鞭でなく、飴で心を満たしてあげようと思うので」
「ハッ…言ってろよ。だが残念だったな、あいつは壊れねーし、壊れてもオレからは逃げねえよ。絶対にな」
一方。
「緑間っちぃいいい!オレっ……一体どうしたらいいんスかぁああ!」
「なっ…何事なのだよ」
一見被害者の黄瀬は、さらなる被害者を作ろうとしていたのであった。
終
**********
あっはっは。
あっはっは何だコレ←
二人共怖い!
そしてあんたら誰\(^O^)/
いや……かわいそうな黄瀬、泣く黄瀬が好きでしゃーないもんで…
あと真っ黒子が好きすぎて…
青峰はカラダ、真っ黒子はココロを蝕んでます。
どっちが先に壊れるかなー?勝負勝負ー☆
みたいな感じですきっと。
なんか……なんとなく続けたいけど大丈夫かコレ。
なんか…なんか駄目だぞコレ…!
だって!
次とか絶対えろに行きそうだもの!
ばちこいだけどね!←
何はともあれとりあえず、真ちゃんは癒やしです(´ω`*)
思いっきりお粗末様でした!(土下座)
話題:二次創作
真っ黒子!真っ黒子いいです!ふわふわぼんやりな受けな黒子も好きなんですが、優しげな顔をして酷い事をする黒子っちも大好きなので、茜様の小説にふおお…となりました。ここのところずっと青黄書いてますが、真っ黒子書きたくなりました(笑)黒黄で。
青峰と黒子に引きずり落とされていく黄瀬くんが可愛く見えます<●><●>黄瀬くんは魔性ですね!
もし続きを書かれるなら、続きを楽しみにしています…!エロでも…!
突然のコメント、失礼いたしました。
ぎゃあっ!
よもやコメントをいただけるとは…!
ここ最近の菜月さんの小説にはいつもごろんごろん床バンバンさせていただいてます!
バカップルな青黄もドライでエロばっかの青黄もたまらんです!
高緑高の通常会話ないちゃいちゃっぷりとかもう理想すぎて禿げます!←
この度は真っ黒子失礼しました(土下座)
どうも青黄←黒もしくは青→黄←黒の構図が好きらしく、黄瀬を泣かせ隊なのです(`・ω・´)ドヤァ
是非菜月さんの黒黄を!!!
書き出すとハマります(笑)
つ、続きがあればそのうちこっそり書く…かも、しれません…!
あ、いつも夢主コラボ本当にありがとうございますー!
お返しせねばと思いつつ全くできていないのですが…(泣)
本当に嬉しいです!
毎回ニヤニヤしながら見てます!
長々と失礼しました!