『市はここ…。ここでずっと、待っているの…』

「誰を?どこで待ってるの?」

『……ああ…来てはだめ…。今の市は、みんなみんな消してしまうわ…』

「お市さん…?」

うーん…今ひとつ会話が成立してないような…


「おいおい千里、一体何を話してんだ?端から見てると不気味だぜ?」

「あ、うん…。お市さんがね、誰かを待ってるみたいなの。でも来ちゃダメって…」

「何だそりゃ。要領を得ないなぁ…」


慶次くんが首をひねるのも仕方ないよね…
あたしだって全然わかんないし…


「お市さんは今どこにいるの?」

…って尋ねても亡くなってる人だからな…


『市は……ここ…』

「…っ?」

「千里!?」


え…な、何…?
急に体が動かなくなって…
地面に倒れたの…?
意識はあるのに…金縛りみたいに動かない…!


「What happened!」

「千里!どうしたというんだ!」

「ふふ……楽しそう…」

「……千里…?」


えっ…あたししゃべってないのに…!
く、口が勝手に…!?


「光と闇が混じっているのに、こんなにも色とりどり…綺麗ね……」

「…まさか…!」


あたし、お市さんに体を乗っ取られたの…!?



















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こんな展開想定してなかったんですけど←
あとさ、ゲーム3の市ってほんとなんとも言えないよな