「蛮族の手に千里が渡ればこの海はさらに荒れるであろう。これ以上穢れを広めるようなことなどあってはならぬのだ!」
「毛利…?」
…やっぱりだ。
ずっと、そんな気はしてた。
「元就さん」
「…千里」
「元就さんもみんなと一緒なんだね。だから…あたしの力が悪い人の手に渡らないように、ずっとかくまってくれてたんでしょ?」
「何だと…!?」
「…そうだったのか」
「あの毛利殿が…」
「Huh?粋なことするじゃねえか」
「毛利…お前…」
「…言っておくが余計な勘ぐりはやめよ」
この反応は当たりだ。
やっぱり、誰もがこの国を心配して守ろうとしてる。
その気持ちはみんな同じものだよね。
「元就さん、ちゃんとわかってたんだね。あたしの気は確かに太陽の光と似てるけど、別に日輪の加護を受けてるわけじゃないんだって」
「…いや、当たらずとも遠からずよ」
「え?」
「気づいておらぬか。貴様も同じであろう。日輪同様、誰もに光を注ぐ。ここしばらく、貴様を見ていてわかった」
「元就さん…」
な、なんか恥ずかしい…
ツンケンしてると思ったけど、優しいとこあるよね。
ちょっと嬉しくなっちゃう。
「…戯れるでないぞ。馴れ合いは好まぬ」
そっぽ向いちゃった…
…あ、そうか。
元就さんって、三成さんに似てるんだ。
「……何だ」
「あ、ううん。なんでもない…です」
…思わず三成さんを見たらギロリとやられちゃいました。
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ツンデレというカテゴリでくくるなら似ている気が。
…この展開飽きた…←
前記事に彼女の絵載せました(´ω`*)