「…っ!……ゆ、夢…」
なんか、こんなリアルな夢見たの初めてだ…
やけにはっきり記憶に残ってるし、まるで本当にあった出来事みたい。
「鶴姫ちゃん、だっけ。かわいい子だったなー」
「…なぜ姫を知っている?」
「うわっ!孫市さん!びっくりした…」
「驚かせたならすまない。起こしに来たんだが…今、姫の名を口にしただろう」
「あ、うん。実はね…」
あたしは一応夢で見たことを話しておこうと思って、みんなに集まってもらった。
…っていうか、やっぱり孫市さん知り合いなんだ…
「なんと!夢で巫殿にお会いしたでござるか!」
「うん。でね、残りの八葉を教えてもらおうと思ったんだけど…夢が途切れちゃって…」
「聞き出せなかったというのか」
「ごめんね」
「No problem!んなモン最初からわからなくて当たり前のことだろうが。千里を責めたところで無意味だ、you see?」
「誰も責めてなどいない!貴様、切り刻まれたいか!」
「Ha!そっちがそのつもりなら構わねえぜ!」
「えええ!?ちょ、ちょっと二人共!三成さん落ち着いて!いちいちケンカ買わないで!政宗さんも!三成さんは質問しただけだから!」
わーもう!
また始まっちゃったよー!
「…で、他に何か手がかりになるようなことは聞いてないの?」
「せめて大まかな場所でもわかれば、探す手間もだいぶ省けるんだけどなー」
「うーん…やはりワシらの手で探せということかもしれないな」
…みんなのスルースキルが各段に上がってる…
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些細なことで喧嘩する奴らが愛しく感じてきた今日この頃←
八葉全員しゃべったんですが…
どれが誰かわかりま、す…?(不安)