「元親さーん!」
「お、来やがったな。ちょうどよかったぜ。元就も今着いたところだ」
「…久しいな。言っておくが、我は長曾我部が来いと言ったからここにおるわけではないぞ」
「あはは、相変わらずだな〜」
四国に着くと、元親さんが待っていてくれた。
元就さんまで迎えてくれるなんてすごく驚きだけど、やっぱりうれしい!
…その時。
「おや、みなあつまっていますね」
「謙信様、長旅の疲れを癒せる場所をこのかすがが探して参ります!」
え…?
「Hey!遅かったじゃねぇか!待ちくたびれちまったぜ!」
「我らも今着いたばかりでござる!」
「や、千鶴ちゃん。しばらく見ないうちにまたかわいくなったねぇ」
「遠路はるばるご苦労だったね。会えて嬉しいよ」
「この顔ぶれも久々だな」
み、みんな…!?
「千鶴…元気そう。市、ずっと会いたかったの…」
「やっと着いたか。なかなか長い旅路だったが…悪くないな」
「お市さん!長政さんも…!」
このメンバーって…
そう言わんばかりに慶次を見上げた。
「実はさ、八葉のみんなや謙信達にも文を出したんだ。全員来られるかどうかはわからないけど、久しぶりだしみんなで騒ぐのも悪くないだろ?」
「……!」
ど、どうしよう…
うれしい…!
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次回、やっとこさ最終回の予定。