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炉心融解 銀高ver.

替え歌
・銀高
・銀さん視点
・シリアス
・相思相愛のはず
・なのに若干病み気味






















街明かり 華やか
道行く無関心 の 冷たさ
眠れない 午前二時
鼓動が 速さを増してく


地に転がった煙管
焼けつくような胃の中
全てがそう嘘なら
本当に よかったのにな


お前の首を締める夢を見た
むせ返る月明かりの下
お前の細い喉が跳ねるのを
泣き出しそうな眼で見ていた


かく言う俺もそうさ
ぶっ壊してやりたい と思う
真っ赤な 光が 包んで綺麗に
核融合炉みたいに
燃えてしまったら そしたら
すべてが許されるような気がして


この部屋の向こう側
階段を昇ってくる音
抱いた淡い期待が
ため息となって落ちる


拡散する夕暮れ
泣き腫らしたような陽の赤
融かすように少しずつ
お前が殺そうとする世界


お前の首を絞める夢を見た
虚ろに見つめる隻眼
乾いて切れた唇から
零れる言葉は泡のよう


かく言う俺もそうさ
やり直せたなら と思う
真っ白に 記憶 融かされて消える
核融合炉の中で
まどろんでしまえば また昔みたいに
眠れるような そんな気がして


時計の秒針や
幼い頃の俺達
どこかにいるけど 会えないお前の
遠い声 飽和して反響する


何度 手を伸ばしても
お前の姿が 見えない
何度 名を呼び続けても
お前の声が 聞こえない


お前ひとりが消える夢を見た
真夜中の 部屋の孤独と静寂が
胸を締めつけて
上手に 息ができなくなる


(い く な !)


核融合炉にさ
飛び込んでみたら お前と二人
きっと眠るように 消えていけるんだ
俺達の望む朝は
前よりずっと 素晴らしくて
全ての歯車が噛み合った
きっと そんな世界だ














**********


本当は、何もかも忘れて二人永遠にまどろんでいられたら


…的なテーマ。

でもここまでくると二人は生き方を添わせることなんて今更できないと思うので。







以前書いたものですが、銀高的炉心融解を少し。


銀さんが見た夢の話。

高杉がこれ以上狂気に駆られるなら銀さんが、この手でなんとかしなきゃいけない。


好き、愛してる、愛されてる

殺したくない



けど高杉に手が声が届かない。
高杉は変わってく、ひとりきりで。



毎夜夢に見る返り血にまみれた高杉。


その日も夢に見る。

血を浴びながら、笑っているのに泣いてる高杉をそれ以上見たくなくて、銀さんは手を伸ばす。


思わず細い首を掴んだ。
離したいのに手が離れない。

力ばかりが勝手に高杉の首を締めつけていく。


いやだ

いやだ


たかすぎ
おれは、ただ


傷ついてほしくなかっただけだったのに。




そうして目が覚める。

涙が止まらない。


夢であったことに心底安堵して、さらに涙が零れ落ちる。









と、以上です。


「君の首を締める夢を見た」

というフレーズだけでここまで妄想
痛い\(^O^)/




閲覧ありがとうございました!



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