今まで全くそんなことなかったのに、ナンパをされるようになった。
今まで全くそんなことなかったのに、男から褒められるようになった。
何が起こっているんだろうか。
私が知らぬ間に女になったのだろうか。
身体的変化はほとんど何もないんだけど。
精神的変化は、自分で生活費を稼ぐようになって、少なからずある。
確かに仕事しなくていいなら専業主婦になりたいって女の子は言うよな、とか理解できるようにはなったり。
理解できるようになったことは成長だけど、何か他のところで精神が女性側に堕落しているのかもしれない。
無性を目指したいのに。
そうやって女性的扱いを受けることなんて辱め以外のなんでもない。
そういう辱めを受けるだけ、精神が女性的に堕落しているのかもしれない。
旧時代的な女のような、ひ弱で一人で何かできなくて集団が好きで、粘着質な人間関係を築くような、そういう精神が顔をもたげている。
今だに大学の友人と集まりたがったり、これからの将来自分のやるべきことを自分ベースではなく代表ベースで考えたり。
今のままでは近い将来親が死んだときや代表に捨てられたときに1人では生きていけないだろうと、最近不安で仕方ない。
何があろうと自分の身は自分で守らなければならないけど、何にも所属していないことで誰も守ってくれない。
だからといって今のとこ正社にはなりたくないんだけど。
どんな形であれ代表が起こした会社では働こうと今のとこ思ってるし。
だからか、最近は自分の足で歩いていかねばならない自覚が乏しい。
今までもそういった堕落を誤魔化したいから、いかつい格好で身体から女性性を排除していたのかもしれない。
学校を卒業したし、いかついファッションは年齢的にも辞めようかと思ったんだけど、やっぱり辞めれそうにない。
よく、女子のやたらと開いたピアスとか奇抜なファッションとかを「防衛」とか「鎧」とかいうけど、本当にその通りなんだと最近思う。
女の子でそういう子は大体何かから身を守りたいんだろうな。
私は自分の女性性から身を守りたいし、ピアスを自傷のつもりで開けた友人は男性から身を守りたいし、ピアスだらけの知人は親から身を守りたい。
まあ、いかついファッションが辞められないのは、今年の流行がバンドブーム当時の90年代に回帰してるからってのもある。
ラバソ、革、鋲がまた流行ってるとか、私得でしかないだろマジで。
特に鋲のついたバッグとかベルトとかアクセとか卒業しようと思ってたんだけどね!
鋲のついた革パン買っちゃったよね!
可愛いんだもの。
新しいバイトもシルバーの販売職だし、勤務中自社のアクセも付けなきゃいけないからいくつか買わなきゃだし。
たぶん買ったら使い込むだろうし。
いかついファッション卒業できそうにない。
女性でも付けられるデザインもいっぱいあるけど、たぶんいかついものを身につける気がする。
大体毎日リングを2つ3つ付けているけど、女性的デザインのリングは何も持っていない。
ていうか他のと合わせられない。
そういえば、ピアスは大体安物だけど、リングはそれなりのをつけてる。
だから満足してるのか、リングは今全く欲しくないんだけどな。
着用義務あるから買うけども。
全然食指が動く気がしない。
ていうか女性的デザインのって、うちのデザイナーが男だからな。
つまんないんだよね。
男から見た女ほどつまらない生きものはない。