黒い猫は黒猫

そういえばね。
今日、職場のアイドルAちゃんが結構へこんでいて。
事業部長がずっと気にかけてたんだが。

漏れ聞こえる話を聞いていると、どうやら彼氏（同じ職場の奴）が浮気をしてるっぽいということらしい。
その彼氏はいま仕事でのプレッシャー半端なくて元々病み気味だったとは話に聞いていたが、
「てめぇと別れて仕事もやめる」とか言っているらしい。
そりゃ困る。社員だろあいつ。

まぁね、私は個人的にAちゃんが可愛いと思ってるし、前々からなんであんなのと付き合ってるのかしらと思っていたから（その彼氏とは喋ったことはないが、傍目から見てて喋り方も見た目も個人的に嫌い）
これを期にもっといいのにモデルチェンジしたらいいと思っているのだが。

要するに。
そんなことでよくヘコめるなと思うわけですよ。
私は彼らについて全く知らないから特にね。
よくも他人のことで一喜一憂できるなと常々思ってるような人間ですし。


そう考えるとこのサイカという人間、基本的に外因でへこむことってない。
ある程度大人になってからは特に。
どちらかというと私のへこむ理由は内因にあって、自分の在り方に対して否定的になったときなんだけど。
外因はきっかけにすぎない。

例えば家を出てすぐ忘れ物に気づいて、取りに帰ったら電車2本のがして、しかも遅延してて、みたいな小さな嫌なことが続いたとしても。
こんなことですごくイライラする自分にイライラするし、否定的になる。
自分が気を付ければいいことなのに、できない自分にイライラする。


最近夜中ほとんど毎日泣いてる。
へこみっぱなし。
ビジネス関係で。

この話はなにか私の根幹に関わるのかと思うくらい、毎日動揺させられるし、毎日が躁鬱病状態。
うまくいかないから泣くんじゃない。
うまくいかない理由が私だけわからないから。
うまくいかない要因がわかってもそれをつぶせない自分にイライラする。
やるべきことを遂行できない自分にイライラする。

私の怠け癖をどうにかしないと、本当にどうにもならない。


まずね、いくら明日が休みだからって。
こんな時間までだらだら起きてる辺りがもうだめ。
ばか。

おやすみなさい。

理解力でも頭の柔らかさでもなく度胸。
覚悟が決まってないから、こんなぶれるし、だめだめ。

今まで、理解力がないからとか、頭が固いからとか、そういって自分の度胸のなさから目を背けてきたけど。
いま、はっきりとビビってるだけと言われて、恥ずかしい。

何が不安なんだろう。
ビビることなんてなにもないのに。
何が怖いんだろう。
怖いことなんてなにもないのに。

何が怖いって、なにもないのに怯えてる自分の弱さが一番怖い。


的確に私の状況を指摘してくれる先輩は、本当にありがたい存在だわ。
頼れる、教えてもらえる。
もっと感謝すべきだよ。

理解力でも頭の柔らかさでもなく度胸。
覚悟が決まってないから、こんなぶれるし、だめだめ。

今まで、理解力がないからとか、頭が固いからとか、そういって自分の度胸のなさから目を背けてきたけど。
いま、はっきりとビビってるだけと言われて、恥ずかしい。

何が不安なんだろう。
ビビることなんてなにもないのに。
何が怖いんだろう。
怖いことなんてなにもないのに。

何が怖いって、なにもないのに怯えてる自分の弱さが一番怖い。


的確に私の状況を指摘してくれる先輩は、本当にありがたい存在だわ。
頼れる、教えてもらえる。
もっと感謝すべきだよ。

押し上げられる恐怖感。
それにまさる期待と興奮。

上昇気流がわざわざ私をのせてくれるという。
私のためではなく自分のために。
これに乗らないなんて、バカでしょ！


さっきまで一緒に朝っぱらから眠気眼で買い物してた先輩から、突然電話来て
「というわけで、来月目標達成することにしました」
と言われた。
「え？誰がですか？」
「あなたが」
「私が？！」
できるわけない！
私のいまとりあえず目指しているところは、最初のハードルだけど、今月の感じからするとまだほど遠いとこに思える。
今月自分に与えたノルマだって死に物狂っても難しそうなのに！
「プレッシャーに感じないで大丈夫です。8割俺がやるから。狩野ちゃんは1割やればいい」
「はぁ…（計算あわない…）」
「あとの1割はAさんの仕事だから」←これもお世話になってる先輩
「…わかりました」
「大丈夫、これは俺とBくんとCくんの闘いだから」←うちのリーダーたち
「なるほど、わかりました。よろしくおねがいします」

この会話から私の決断の遅さ、覚悟の決め方がぬるいというのが如実に現れてて恥ずかしい。
覚悟が決まってないから決断も遅い。
何がなんでも達成したいって、本当に覚悟が決まってるなら出来ないなんて思ってる場合じゃないのに。


つまりはダブルスよね。
先輩vsBさんvsCさんで、先輩と組むのが私。
Bさんとこの子もCさんとこの子も、私と同レベルで、同じ女の子で。
長々かかっている女子組をここで一気に育てようという戦略ね。
喜んで乗ってやるわ！
超楽しいじゃんそんなん！！

負ける気がしない。
正直、女子組のなかじゃ私が最弱な自信はあるけど。
もはやこれは私に出来る出来ないじゃないのよ。
だって私には絶対言ったことは曲げない先輩がついてる。
負けないと言ったからには私を引きずってでも目標のハードルを越えさせるくらいのことはする。

Cさんだって言ってたわ。
狩野ちゃんならパワーかけられても逃げ出さない人だから大丈夫だって。
引きずられるくらいで最初のハードル越えられるなら引きずられるわよ。

引きずられて、自力ではなく目標に至って、なんの意味があるのかとも思うけど。
私は一度そこに至って、自信をつけるべきだわ。
もちろん、引きずられてるだけじゃつまらないから私も走ってついていくけど。


この話は実は勝ち負けじゃないのよ。
誰が越えるかじゃないの。
皆で越えたっていいわけ。
女子組皆で最初のハードルくらい越えてやるわ。
成功する鳥は群れをなして飛ぶと言うじゃない。

絶対やったる。
これからの未来は明るい！
ずっとこれを言い続けて生きていきたいの。

愛する友人たちを差し置いて自由になる。
誰もついてこなくても、僕は一人で自由になる。
笑われても、最後に笑うのは誰かわかってる。
自信がある。

自信があるわりに、なんで自信なさげな態度しかとれないんだろう。
口だけならなんとでも言える。
本当は愛してなくても、愛する友人なんて言葉はいくらでも書ける。



明日は久しぶりに美術館にいきます。
友人の持ってるチケットで。
ミケランジェロ。

色々と行きたいのを我慢していたけど。
我慢するだけいまは無駄である。
だって無為に時間使ってしまっているのだもの。

でも明日の夜は友人を捨てて、仕事に戻る。
丸一日遊び呆けられる立場じゃないわ。