1995年12月23日。
神様初めてのドームライブの日。
小学生だった私は、ライブには行けなかったけど
東京から離れた場所にいても、ずっと不思議な感覚だった。
一日中落ち着かず『その日』の特別な意味を体感してた。

数ヶ月後発売されたビデオは擦り切れる程見た。
リューの笑っちゃうMCは今でもきっと全部言える。

LOVELESSのサビ、客電が点く。
当時井上様はそこで泣きそうになったって言ってたけど、
私はリアルにそこで言いようのない感動に包まれ泣いた。
ドームはこの人達のためにあるんだと思った。
今でもそう信じて疑わない。
作曲もしない歌手たちのステージは、ライブとは云わない。
プロデュースしてプレイして、それがライブ。

神様のためにドームがある…
そんな神懸かった空気を感じた麗は、
ある程度身の程を弁えてるんじゃないかな。
あまりにもネガティブに聞こえる言葉たちは、
the GazettEの終幕を暗に意図するものなのかな。
単にネガティブなわけではないけど、覚悟というより諦めに聞こえる。

今しかできないなら『これ以上』はないってことじゃん?
夢だやりたいんだ、って言ってる方が潔くていいのに。
麗が言ってることが、あまりに的確にthe GazettEの今を言い当ててて怖い。