又吉さんがYouTubeで語ってたことが刺さりすぎて反芻してる。
自身もサッカーの強豪校出身で、THE FIRST SLAM DUNKにおける山王戦で、判官贔屓的に湘北を応援する聴衆に対するやるせない思い。

俺らどんだけ練習してきたと思ってんねん。
別に俺ら敵ちゃうぞ。

いや、これ。
連覇って物凄い事で、連覇…ましてや優勝に至るまでに並々ならぬ努力、苦労や工夫をして、どれだけ人生を懸けてきたんだって話で。
無論湘北というチームを単純に応援したくなる気持ちはわかるし、素晴らしい対戦なわけだけどどの次元でも大衆とは無責任で無知で無慈悲なものよな、と。
山王視点だとそう思っちゃうわけで。
あの子達は親元を離れてバスケの為だけに生活してて坊主にして逃げることも許されなくて。
そうしたから勝てるわけじゃないし勝負に絶対は無いわけで。
私が高校生の時、常勝校がトップに君臨しててうちは万年2位だったんだよ。
男子もずっと同じとこが全国に行ってたなそういえば。
でも確かに違う学校が常勝軍団を脅かそうものなら皆ヒーローを応援するかのごとく、応援してたわ。
『毎回同じとこが勝ってちゃつまらん』とでも言いたげに。
1位の学校に対する思いって、まぁこっちは当事者だから仕方ないんだけどうっとうしいというかこいつらさえいなければって感じじゃん。
倒すべき相手とか因縁のライバルとすら思えないわけよ、強すぎて。
↑SLAM DUNKから何を学んでたのって感じだけど。笑
でも1位の学校の子らはそれこそ山王みたいな環境かつ女の子なのに否応なしに刈り上げだったし練習もそれはそれは…それはそれはきつくて。
練習試合をすればうちは二軍を当てられる始末。
試合の決勝戦でも割と手を抜かれる始末。
むかつくじゃん。うっとうしいのよ。
でも、彼女達は本当に厳しい環境で鍛錬していたわけで。
私達と比べてどうこうより、努力は必ずしも報われないかもしれないけど、結果を出してる者は必ず血の滲む努力をしてる。
それは揺るぎない事実なんだよね。
その点では湘北も勝者にふさわしいのは勿論なの。
でも皆さん、山王にも思いを馳せてみて。とっても切ないから。
それが云いたい。