※今日はとても内容がきついかと思います。マジ重い話というか。だから連日の報道で既に気が滅入ってる方は、読むことを控えた方がいいと思うよ。何も面白くもないしさ、何より、自分の精神衛生は自分で守ろうぜ!(オイ本音)
地震発生から今日でちょうど一週間ですね。何だかとてつもなく時の流れが遅く感じるのは私だけではあるまい。「あの揺れからまだ一週間しか経ってないのかァ信じられねー」と、しみじみ思う。
先週の金曜日以来、ユカリは全く集中できなくなった。何かを読んだり見たり、それこそ漫画のような軽い読書すらできなくなっている。こんなに大好きで愛している銀魂すら全く読めねーし。マジどうした自分。何かで少しでも気を紛らわせたいのに、無理だ。開いても少しも内容が頭に入ってこないんだ。そこは自分でもよく分からんのだが、ぱっと見は落ち着いてるんだけど、肝心の中身は気もそぞろなんでしょうなァ。もともと残念ではあるが、こうなるとさらに残念だわなー、ユカリ(だよね)。
まあこうなった今は皆してそんなもんか、と思うんだけどね。そんなんユカリだけじゃないし、ユカリ一人だけが抱えてることじゃないさ。それこそさ、まだ家族や友人の安否すら分からない方だって大勢いるんだもの。だから色々な面において、
『時間が癒してくれる』
っていう段階に早く入ればいいよね。うん。
「あの時はすげー大変だったよね。今は信じらんないけどさーwww」
くらいに、草生やして笑える日が早くくるといいよね。マジに(真顔)。
福島原発の避難命令が今は30キロ圏内だっけ?20キロか?20〜30キロ圏内に住んでらっしゃる方は屋内待避命令が出てるのかな、今は。アメリカの専門家が言うには、避難命令を80キロにすべき大規模事故らしいね。100キロでもおかしくないと。
まあ、そりゃそうさなァ。だってアレ、最初発表された『建屋の損傷』どころじゃないよ。写真見てびっくりしたって。損傷ってさ、もっと可愛いもんを想像するじゃん。「穴でも開いたか?」くらいの。普通の感覚だとそうじゃん。でもアレ、あの三号機、マジずたずたになってるよね。
あんなのもう、“損傷”じゃなくね?確実に“損壊”だよね。ぶっ壊れてるよ。あんなんさ、しゃれにならんレベルに決まってるよ。全くの素人のユカリすら、そう思うんだもの。だがそんな段階になって尚、それを矮小化して言う政府と東電って何だろうな。現場は凄く必死で、それこそ命懸けで、命を削って消化活動に当たったり冷却活動してるのにね。その作業中に被爆された方だってたくさんいるよ。それなのに。上は上で国を律していかなきゃで大変なのも分かるが、とてもやり切れないよな。
ユカリの自宅は福島原発から余裕で80キロ圏内にある為、そういう避難勧告を出すなら一刻も早く出して欲しいです。マジで。そうしたら皆さ、逃げられるじゃん。それもまた大変なんだけど、少なくともこんなに不安定な状態からは逃れられる。民間人の方を逃がした後になるだろうが、旦那だって逃げられる。まだ分からない面もあるけど、とりあえず国からの命令だったら現場に留まることはなくいられる。
パニック状態になるのを避ける為に、政府は矮小化した物言いをするのかな?だとしたら止めて欲しい。今すぐ止めて欲しい。だってもしユカリの旦那がさ、もし危険な目にあったらどうすんだって、やっぱりユカリは思うよ。国に仕える野郎の嫁が何言ってんだって思うけど、だからこそ思う。
あのさ、『〜の可能性はある』とか『〜したら危険はある』とか、マジはっきりしない言い方ばっかりするけどさ、そんな中で命が失われたら、てめーら政府は責任取ってくれんのかって。てめーらは命をどう思ってんだよって。
慰謝料も遺族年金もこれっぽっちも欲しくもねーよ、そんなもんいるかよ。旦那だけじゃねーよ、旦那の先輩、同期、後輩、上司、現場で命懸けで戦ってるあいつらを救えるのかって。あいつらの代わりに現場行けんのかよお前らって。あの街に住んでるたくさんの命を、お前らはどう思ってんだよって。その何千何万の命を護る為に、その為だけに旦那達がろくすっぽ眠りもせずに働いてんのに、てめーらはまだ及び腰なのかよって。マジ胸倉掴む勢いだよ、ユカリ(やりかねない)。
まあだからさ、もしかしたらユカリ、次に関東戻る時はあの街にはもう帰れんのかもしれん。そのまま引っ越し先の東京に行くことになる可能性が出て来た。つーかその可能性大だよね。だってもしもだよ、もしも避難命令が出たら、とるものもとらずに出て行かなきゃだもんな。
しかし一昨日に旦那と喋った時は『そういう可能性も無きにしもあらず』って感じで、
「そうなったら皆してバラバラになるから、皆して送別会じゃん。やー、マジ笑えないんだけど」
くらいの冗談だった筈が、今日になったら本気に転じてるからね。本気過ぎてしゃれになんねー。それがこの非常時の怖いところだよね。明日はどうなるか分からん、っていう恐怖。先行きのない恐怖。旦那の職場もかなり損壊が酷いみたいだし、めちゃくちゃらしいからな。
だがしかし、まあ何とかなるかなァとも思うよ。生きてればどうにでもなるさ。そこが公僕のいいところでもあるが、最悪職場を捨てていかなきゃダメな緊急事態になっても、国は仕事辞めろとは絶対に言わないからね。旦那の職場の受け入れ先もあるし、住むところだってあるんだから、ユカリはなんて幸福なのかと思う。本当に、本ッ当に、ありがたい話だよ。
でもなー、エアコンやテレビくらいは全然ぽしゃっていいんだが、結婚式の写真だけは持って出たいよな。買えないものや、思い出の品だけはとりあえず持ち出したい。そしたら後はいいや。車やら家電なんて、仕事してりゃあとからいくらでも買えるじゃん。あとは旦那が無事でさえ居てくれれば、それでいいんだ。だからさ、もし次に旦那に会ったら、そこが東京駅だろうが上野駅だろうが、どこであってもユカリは確実に旦那に抱き着くよ。人の目も憚らずにいくよ。むしろ飛び付くんじゃね?(危ない)それで号泣するんじゃないのかな。
まあ、生きてさえいればいくらでも道は開けてくるよ。この国はそれだけの底力を持っている。だからユカリは大丈夫さ。旦那が居ればどこでも暮らせるし、どこでも幸せになれる。ユカリ、心底そう思うんだ。