男女の間にも友情は湧く。湧かないと思っている人は友情をきれいなものだと思い過ぎている。
友情というのは、親密感とやきもちとエロと依存心をミキサーにかけてつくるものだ。ドロリとしていて当然だ。恋愛っぽさや、面倒さを乗り越えて、友情は続く。走り出した友情は止まらない。


山崎ナオコーラ
『カツラ美容室別室』




わたしは、友情を美しいものにしすぎているみたいだ。
もう少し、わたしの胃袋が丈夫だったなら、維持できた人間関係はいくつもあったなあ。