WOWOWでは、吉田羊が主演を務めるクライムサスペンスシリーズの第3弾『連続ドラマW コールドケース3 〜真実の扉〜』を、2020年冬に放送することが明らかになった。
1990年11月にサービス放送を開始し、まもなく開局30周年を迎えるWOWOW。2020年12月からは、開局30周年記念番組を続々と放送していく。
その記念番組の一貫として、このほど警捜査一課の中でチームを引っ張る主人公の女性刑事・石川百合役吉田羊、熱血漢の若手刑事・高木信次郎役の永山絢斗、チームのムードメーカーである立川大輔役の滝藤賢一、豊富な捜査経験を持つ金子徹役の光石研、メンバーから“代理”と呼ばれる本木秀俊役の三浦友和という豪華キャストが共演した本作の最新シリーズ製作が決定した。
[コールドケース]は、ジェリー・ブラッカイマー製作総指揮で2003年から2010年まで全7シーズンにわたりアメリカ・CBSで放送された人気シリーズ。未解決凶悪犯罪、通称“コールドケース”を扱う捜査チームの活躍を描き、アメリカでは全シーズンの平均視聴者数が1000万人を超える大ヒット作となった。
2016年、アメリカ国外としては初のリメークとなる、日本版コールドケース[連続ドラマW コールドケース〜真実の扉〜]の制作と放送をWOWOWが手掛けることが発表されると、海外ドラマファンを中心に大きな話題に。
オリジナル版ではアメリカ・フィラデルフィアだった舞台を、日本版では神奈川に移し、吉田羊が神奈川県警捜査一課の中でチームを引っ張る主人公の女性刑事・石川百合役を好演。チームメンバーと共に、毎話異なる未解決事件の真相を解明していくハイクオリティーなクライムサスペンスとして人気を博した。
2018年には、[連続ドラマW コールドケース2 〜真実の扉〜]として続編が放送。WOWOWドラマ史上初となる全編8Kによる収録を敢行しただけでなく、シーズン1、2共に全編4K・HDR(ハイダイナミックレンジ)版も制作。本作の醍醐味である過去と現在をつなぐ世界観を、最新技術を駆使した圧倒的な映像美で表現した。
『シーズン3』となる今作では、さらに結束が強まった石川百合(吉田羊)率いる神奈川県警捜査一課チームが、闇に葬られた悲しき事件の真実が次々と明らかになる。さらに本作では、これまで語られてこなかった個々の物語も描かれていく。また、未解決事件の年代やテーマに対するディテールの細かさも、シリーズにおける魅力の一つ。本作でも、石川たちが捜査する未解決事件が発生した当時のヒット曲などが各話を彩っていく。
さらに、日本版「コールドケース」だからこそ実現する超豪華ゲスト陣にも注目。[シーズン1]では吉沢亮、仲里依紗、ユースケ・サンタマリア、中村倫也、村上虹郎、伊藤健太郎、眞島秀和、門脇麦、仲代達矢がゲストで登場。
[シーズン2]にも橋爪功、宮藤官九郎、吉岡秀隆、佐藤浩市、田中圭、奥田瑛二、井上芳雄、飯豊まりえ、成海璃子、早乙女太一、松本穂香ら、他の作品であればメインキャストでもおかしくない顔ぶれが出演してきた。
果たして『シーズン3』ではどんな豪華ゲストが登場し、どう物語が展開されていくのか。シリーズ史上最大のスケールとなる本作の続報にも期待しよう。
また、シーズン3の放送決定を受けて、主演の吉田羊をはじめとした各キャスト陣、ドラマの撮影現場のさまざまな写真が投稿され、話題を呼んでいた番組公式インスタグラムアカウントが復活。
撮影真っ最中の現場から、撮れたてホヤホヤの最新写真はもちろん、オフショットなど貴重な写真を続々と投稿予定となっているので、こちらもチェックしてみよう。
映画[サイレント・トーキョー]の公開を控える波多野貴文、[連続ドラマW 殺人分析班]シリーズの内片輝、[連続ドラマW ミラー・ツインズ]の守下敏行が監督を、映画[メアリと魔女の花]の村松崇継が音楽を引き続き担当する。
▽吉田羊コメント
・シーズン3の制作が決定して
本当に嬉しかったです。私にとってこの石川百合という役は自分の一部みたいなもので、百合のその後の人生をまた演じたいなと思っていたので、今はワクワクしかないです。好きな役の人生を長らく生きられる事、大切な作品を何度も演じられる事は、奇跡に近い幸福。叶えて下さった全ての皆様に心から感謝します。みんなとも話していたのですが、年末に撮影をして、お正月休みを挟んで、また年明けから撮影再開、というくらいの馴染みの良さが、シーズン2に続いてありました。また、キャスト・スタッフ全員がこの現場を楽しみにしていたという感情が伝わってこれまた嬉しく、更なる高みと深みを目指せるのではないかと思います。
・視聴者へのメッセージ
今シーズンは攻めています。シリーズ化の難しさに、身を焦がして挑戦している感じ。特に5人が、シーズン1、2を経て絆を深めたからこそ、怖がらずにぶつかり合っている。絆がまた違う形に変化していく、そういうシーズン3になっている気がします。途中ハラハラする展開もあるかと思いますが、この5人の“今”を見ていただけたら嬉しいです。
▽永山絢斗コメント
・シーズン3の制作が決定して
(5人が揃うと)嬉しくて笑っちゃいましたね(笑)。帰ってきた、という感覚が前回よりもあります。シーズン2の時は、違う自分の色を見せたくて髪型もいろいろ考えたりしましたが…(笑)。過去作を振り返ってみると、シーズン2からの5年の月日を感じます。シーズン1は見ていて「俺、若い表情をしているな…」と思いました。「変わることもあるけど、変わらないこともある」そんな成長した信次郎を今回お見せしたいです。
・視聴者へのメッセージ
シーズン2のときよりも更に、気持ちが向かっているのかもしれません。より大人な気持ちで撮影に臨みたいと思います!シーズン3は滝藤さんが暴れてくれますよ!(笑)
▽滝藤賢一コメント
・シーズン3の制作が決定して
「コールドケース」の立川役は、私の俳優人生の中で1、2を争うカッコイイ役ですからね。誰も言ってくれないから自分で言っちゃいますけど。立川をやりたくて、やりたくて、立川中毒になっていたので、シーズン3、嬉しい限りでございます!今、食事制限して身体を鍛えているので、シャワーシーンをやるならシーズン3しか考えられません。別にラブシーンでも私は構いません。……しかし、出来上がった台本にはそんなシーンは皆無でしたので、今回も立川ヌードはありません。残念でなりません……。(笑)
・視聴者へのメッセージ
シーズン1、2に負けず劣らずの台本とスタッフ、キャストの心意気を感じます。自分達で上げ続けているこのハードルを、今回もチームワークで見事に飛び越えていきたいと思います!
▽光石研コメント
・シーズン3の制作が決定して
シーズン2が終わった時点で手応えがあって、次のシーズンがあることは確信していたので、実はさほど驚いたとか気負いとかはなかったです。それよりもまた、チームのみんなに会えることへの喜びや、楽しい日々がまた始まるなという感情が大きかったです。(現場は)全くもってお久しぶりな感じがしなくて。2年も開いていた感じが全くしない…もう日常になっています(笑)。
・視聴者へのメッセージ
シーズン3は、5人のよりパーソナルな“私”の部分がこれまでよりも掘り下げられている感じがします。全体的に人間味が増えて、それぞれのエピソードがありますが、特に(滝藤演じる)立川の“私”に迫る回。そういった部分を見てもらいたいです。
▽三浦友和コメント
・シーズン3の制作が決定して
2年経っている気がしないし、なんか妙な感じがしました。また始まったなという感じです。良い作品になるんじゃないかと思います。レギュラー陣が、無理なく自然に結束していて…。でも馴れ合いの仲の良さでもない。5人がとっても良い感じの集まりになっているので。それがすごく反映すれば良いかなと思っていますし、反映するに違いないと思っています。
・視聴者へのメッセージ
今まで通りに面白いからぜひ見てください!