以前ブログに書いた

“よく喋るトドロキ”という男が

ひょんな事からフジロックに一緒

に行く事になりました。


Mr.トドロキの話は周りから

噂に聞いていたのですが、同じ

中学とは言っても当時12クラスも

あったので顔が分からずにいま

した。


フジロック当日 ウチの車は3人

もう1台のオデッセイには

Mr.トドロキを含めた3人。

苗場に向かう途中の飯山にある

酒屋さんで待ち合わせました。


そこで私はMr.トドロキと対面。

顔を見た瞬間 「あーッッ!!」

思い出した!

居たわ、この人!たぶん喋った

事はないけど、記憶の片隅に

チラッチラッと当時の顔がよぎり

ました。

決してカッコよくはないけど

明らかにふざけた顔ww

更に小学校も隣のクラスだって。

はっきりとした記憶はないけど、

何度も廊下でスライドしていたの

でしょう。

聞けば奥さんも同じ中学。

私の事を知っていると言っていた

らしいのですが、私はさっぱり

分かりません。

私の視野って狭かったのかな。。


オデッセイに乗っていた女の子は

「長野から飯山に着くまでに車で

メイクしようと思っていたのに、

笑わせるから全然メイクが進ま

ない」 と言っていました。


そんな再会のあと2台は苗場に

向けて出発しました。

前を走るのがウチのがレガシィ・

アウトバック後ろがオデッセイ。

Mr.トドロキはオデッセイの中で

スバルの魅力、レガシィの良さを

延々喋り倒したそうです。

間違いなくスバリスト?


恐ろしいことに苗場に着いても

女の子のメイクはたいして進んで

おらず、笑い疲れたようでした。

(・・;)いったい スバルの話を

どう話せばそんなに笑いがおきる

のか謎であります。


でも、はしゃぎすぎて(ノリは

小学生)結構パワーを使って

いそうだったので、私はあっちの

車でなくて良かったと思い

ました。


雷がなる苗場。。Mr.トドロキは

観たいのがあるからと言って

オデッセイ組3人でどッしゃ降り

の雨の中 ゲートへ向かって行き

ましたがMr.トドロキだけ簡易な

ポンチョ1枚で、バケツを

ひっくり返したような雨には全く

無意味と思われました。

ハイ・ボルテージの割りに、雨に

すでに負けている後ろ姿は

私の中でツボでした。


1時間遅れで雨がおさまった頃

行った私達と合流したのも束の間

Mr.トドロキは遠いORANGE COAT

まで行くと言って1人で張り切っ

て行きました。


残された彼の折り畳みチェアには

オリジナルのタイムテーブルが

A4紙2枚にエクセル入力され、

更にラミネート加工された物が

置いてありました。。

なんだコリャ。



こんな物作ったんかww


おかしくて写真撮る手が震えた上

雨よけのポリで画像がボケて

いますが、そこには気になる

アーティストがマーカーで色分け

され、どのようにステージを移動

するかが矢印記入されており、

かぶっているアーティストの

どっちを取るかの迷いも書き込ま

れていました。

こんなに見たかったんかー。

張り切りすぎでしょ。。

盛りだくさん過ぎてwwみんなで

ゲラッゲラ笑いました。


しかし Karl Hydeが終わっても、

Bjorkが終わっても帰って来ない

Mr.トドロキ。

ステージを移りたい友達が

Mr.トドロキに激しく電話をして

いましたが全く出ず。

おかしいなと言ってMr.トドロキ

の残されたバックパックを開け

ました。

そこにはケータイ、財布など全て

が置き去りでした。

繋がる訳ない…( -_-)


だいぶ待ちましたが、もう

RED MARQUEEに移る事にした

その時!

Mr.トドロキは現れました。


少し歩き疲れた顔でしたが

「FERMIN MUGURUZA(スカ・バンド)で

踊ってたらバンドの

アコーディオンのやつに

『お前ステージ上がれ』って

言われてステージで暴れてた」

って言っていました。


うわ、目に浮かぶ(≧▽≦)

フジロックでステージに上がれる

オーディエンスは なかなか

いません。


そして

「いやー、財布忘れちゃってさ、

腹へって死ぬかと思ったよ!」

とも言っていました。


・・・でしょうね。。

アルコールも買えずによくこんな

にいられたょ。。

えΣ( ̄□ ̄;)シラフ!?


〔Mr.トドロキ〕

「腹減りすぎて動けなくなって

知らない人に『500円貸して

下さい』って言ったよ」


〔みんな(興味津々)〕

「それで、どうした!?」


〔Mr.トドロキ〕

「そしたらその人イイ人でさー

『ちょっと歩くけどうまい

シチュー屋があるんですよ』

って言って連れてってくれて

800円のシチューおごってくれた

んだぜ!予想以上に歩いた

けどな。」


きっとその人とも喋りまくったん

だろうな。

この数時間にいろんなことが

あったらしいが、彼はどこでも

生きていけそうだと思いました。


RED MARQUEEに移ってからは

しばらく一緒に遊びましたが、

スタートが早かったオデッセイ組

は先に寝ると言って戻って行き

ました。

私達は6時頃寝たのですが

しばらくして なんかにぎやかと

思って起きたら、昨日喋り過ぎて

声が枯れたらしいMr.トドロキが

カスカスの声で喋りまくって

いました。


朝から何をそんなに喋る事がある

のか…

見ると腹減ったと言いながら

柿ピーをボリボリ食べていま

した。

朝イチ柿ピー食べるか?フツウ…


その後お風呂に入り 上がった

休憩所で私がバンテリンを貸し

たら、そのインドメタシンの成分

からインド人の話を3連チャン。


冬に仕事で担当しているアパート

の管理人さんから

「水道管が凍って破裂した」と

言われ駆け付けたら凍結防止帯が

剥がされていて、探したら 引っ

越して来て間もない 暖房器具の

ないインド人が部屋で凍結防止帯

を体に巻き付けて暖をとって

いた…とか。


もう話が有りすぎてあとは忘れた

けど。


駐車場では見ず知らずの隣の車の

人に話しかけ車のボディを撫で

そのフォルムを褒めていました。

撫でるなよッッ(-ロ-;)


お昼は飯山辺りでさっぱりと

お蕎麦を食べて帰ろうと言う事に

なり、食事をしながら また

スポンジ工場の話になりました。

前のブログのスポンジ工場の話

には続きがありました。


Mr.トドロキは実家の敷地に

狭小住宅を建てたそうで…

「それが、狭いの!四畳半の

二階建て! で、二階はスポンジ

だらけ。」らしいです(-ω-)…


ちなみにお蕎麦屋さんで

Mr.トドロキは都会の人が頼むで

あろう信州蕎麦御膳みたいな物を

注文し、信州人には珍しくない

山菜の天ぷら盛りが“御所車”

みたいな入れ物で運ばれて来て

いて 「海老は無いのか!」 と

うろたえていました。


食べながらMr.トドロキが首を

傾げていたのですがフジでして

いたフランス製の高そうな防水の

腕時計を見せてもらったら

見事に文字盤に水が溜まっていて

私はお蕎麦を ふき出しそうに

なりました。


うーん(-ω-)ミラクルだね☆

なにかとツッコミどころ満載で

したよ。

「うるさい」 「バカか」 を私は何回

言ったことか。

しかし2日間よく喋ってたわ〜。


店を出てここでバイバイとなった

時、Mr.トドロキに車は何乗って

るのかを聞いたら、日産X-TRAIL

でした。


おいッッ!スバルじゃないんかい!


家に着いて、フジロック

ダイジェストの録画を見ていたら

スカ・バンドのオーディエンスに

楽しそうなMr.トドロキの姿が

何度も何度も映し出されていま

した。


          ↑
    迷彩のポンチョ


よかったね、満喫できて。轟君。


しょーもない話を長々すみません

<(_ _)>