・黒バス夢
・男主注意
・軍パロディ
・ついった発祥ゆえの突発文
・なんかもうトンデモ設定
・超絶わかりにくい
拙宅夢主
■「
緋賀千早(ひがちはや)」
:自由奔放気まぐれにゃんにゃんお。
ゐ子ちゃん宅夢主ちゃん
■「
橙乃葉佑(とうのようすけ)」
:儚げな雰囲気漂う穏やかな美少年。
■「
群青弥雅(ぐんじょうやえ)」
:女王様気質な魅力色気溢れる艶男。
・三人は幼馴染み
・とりあえずは毎度のことながら紫千、火葉、木弥予定
・しょうもない
・ぐっだぐだです
簡単設定。
軍が国家を牛耳っている。
徴兵制あり。
赤司征十郎が軍のトップ。
その下にナンバーズと呼ばれる10人で形成された特務部隊がある。
この話が始まる頃のメンバーは緑間(補佐官高尾)、紫原、青峰、黄瀬、黒子、灰崎、花宮、実渕、葉山、根武谷。
以上を了承してくださる方はどぞ。
この国家において、最も力を持つのが帝国軍であった。
総督赤司征十郎率いる特務部隊十人のナンバーズを初めとする優秀な人材に固められた軍隊は、国の全てを担っていると言っても過言ではない。
国民は徴兵を義務付けられ、士官学校を卒業するというカリキュラムのもと誰もが辿る道でもあった。
そして今日、軍有敷地内のとある施設で課程修了式典が開催されていた。
「赤ちーん、何見てんのー?」
「新しい候補生だよ敦。前回は高尾和成しか補佐官になれなかった。今回はもう少しいるといいが」
「…ふーん」
百名程の若者を前に、壇上に立つ教官らしき人物が声を張り上げる。
「特務部隊補佐官候補生諸君に告ぐ!諸君らの責務は、忠誠忠義をもって上官の命令を遵守し、時に盾、時に剣となりその身を捧げることに他ならない!我らの本分は国家の公正なる秩序と永劫の平和にある!だがそれは決して諸君らの命を犠牲にして成るものではない!その命、生きながらにして我らが十傑を支える礎とせよ!」
次の瞬間、一同が敬礼をする。
拳を胸に当て、生きてその身を帝国軍に捧げることを意味する敬礼である。
その光景はもはや圧巻としか言いようがなく、鍛錬を乗り越えた訓練生の表情も凛々しいものであった。
不意に、その隊列の中にいた千早が隣の幼馴染みである弥雅と葉佑に疑問を漏らした。
「…なー、なんでこの時だけナンバーズのこと『じゅっけつ』って呼ぶんだろな。コレいつも朝礼とかで言うセリフじゃん?ずっと気になってたんだけど」
「生きながらにして我らが十傑を支える礎とせよ、は遥か昔からこの帝国軍で行為規範とされてきた言葉だ。ナンバーズと言うのは俗称に近い。単なる正式名称だ。いわゆる常識というやつだがな」
「……弥雅ぇ、お前がオレのことバカにしてるってことはよくわかったよ」
「ほう?わかっていただけて光栄だな?」
「え、と…そのナンバーズの補佐官になることが、僕達候補生の誉れだから…」
慌てて葉佑が口を挟んだ。
ちなみに、あくまで三人とも小声である。
「でも今のナンバーズは今までで類を見ないほど優秀なんだって…。特に上位数人はキセキの世代って呼ばれてて、僕達とあまり入隊時期も変わらないのに…すごいよ、ね」
「あーそうそう。黄瀬なんてさ、オレ達と同期なのに士官学校中に引き抜かれたんだよなー。補佐官候補生にもならずに」
「まれに見る特別待遇らしいな。運良く総督の目に留まったようだが…あのままナンバーズに居座り続けているということは、実力もそれに見合ったものだったんだろう」
「高尾も同期なのに、前回の課程修了で引き抜かれてナンバーズの補佐官になっただろ?つーか、今のナンバーズだってほとんどオレ達と期変わんないのになー」
周り優秀すぎだろ…と苦笑にも似たため息が漏れた。
遅れた来賓を待つ間、千早達の会話は続く。
「そういえば、今期ナンバーズの入れ替えがあったらしいぞ」
「え…こんな時期、に?」
「あ、オレも聞いたー。誰かは知らねーけど」
「確か一期だか二期だか上の灰崎祥吾と花宮真が抜けて、二期上の木吉鉄平と留学帰りの火神大我が入る…とか」
「ふーん?でも珍しいよな。このタイミングで入れ替えって」
「…これは噂でしかないが、何やら総督のお気に召さないことをやらかしたらしいな」
「や、弥雅くんよく知ってる…ね」
「お前どっから仕入れてくんの?」
そこで彼らの会話は途切れた。
壇上にとある人物が現れたのだ。
待ちわびた来賓である。
端に移動した教官が再び声を荒げた。
「赤司総督閣下にー…敬礼ッ!」
一斉に敬礼をする候補生達を見回し、赤司も静かに敬礼をした。
「補佐官候補生の諸君、この度の課程修了誠におめでとう。君達は全国民が義務とする徴兵制度のため、士官学校に入り訓練生となった。卒業する時君達は三つの選択肢を得たはずだ。ひとつはそのまま帝国軍に入隊する道。ひとつは軍を離れて外部を生活拠点とする道。そして最後のひとつはさらなる高みを目指し、訓練生のうち成績優秀者のみが名乗ることを許される補佐官候補生となる道だ」
空気は張り詰め、心地よい緊張感が漂う。
「補佐官候補生になることを選べばもはや外部の人間になることはできない。成功者には地位と名誉を。そうでない者は士官となる道しか残されない。それでも、君達はこの道を選んだ。己の能力と可能性を信じ、高みを目指そうと努力してきた者達だ」
ふ、と赤司が微笑んだように見えた。
「君達は共に訓練生から選ばれた同志であり、また良きライバルであったはずだ。だからこそ、今日ここで補佐官となる者が現れた暁には心から祝福をしてやってほしい」
ざわり、と空気が揺れた気がした。
前回選ばれたのも高尾和成ただ一人だった。
補佐官候補生とていつまでもその身分でいられるわけではなく、期限が来れば士官として軍の末尾に配属される運命だ。
(…まだ候補生になったばっかだけどさ、高尾も黄瀬も先行ってるし…なんて)
訓練生から選ばれし候補生とはいえ、ここにいる全員が目指すのは狭き門だ。
千早はどこか遠い世界を見るかのような眼差しで、赤司をぼんやりと見つめていた。
…二人よりも反応が遅れたのは、おそらくそのためだ。
「特務部隊補佐官候補生第123期生、群青弥雅、橙乃葉佑、緋賀千早。前へ」
「…へっ………?」
「だからー、いらないって言ってんじゃん」
「そうはいかないだろうアツシ。総督の命令なんだから」
「入りたての木吉や火神は補佐が必要ってのわかるけどー、なんでオレもなわけ?あんなちびっこいの邪魔なだけじゃん」
「相変わらず辛辣だなアツシは…。今回補佐官になった彼らは確かに線は細いけれど、それなりの理由があって選ばれたんだよ」
補佐官を宛がわれたことがどうしても不満らしい紫原をなだめるように、氷室が説明を続けた。
「木吉鉄平の補佐官になった彼はずば抜けた頭脳を、タイガの補佐官になった彼は体力と命令に対する執行力を。そしてアツシ、君の補佐官になった彼は秀でた俊敏性と戦闘技術を見出された。それとも君は、赤司君の見立てを疑うのかい?」
「…ちげーし……でもオレはいらないから」
「あ、アツシ!………ったく」
千早が配属されてしばらく。
紫原の徹底拒否により大した会話もないまま、ただ日が過ぎていった。
「………」
「ち、千早くん…?」
「放っておけ葉佑。なんでも直属の上官が相手にしてくれないそうじゃないか」
「え、や、弥雅くん…!」
「…うるせーよ、弥雅のバーカ」
千早はふてくされたように口を尖らせると、またそっぽを向いた。
「まだ口も聞いてないのか?」
「ぜーんぜん。避けられてるし…つーか、オレのこと何も知らないのに全面拒否ってなんなんだよ」
「…気難しい人、なのか…な」
(鉄平さんが言うにはかなり子供っぽい人物だという話だが…。なら千早ともよく合いそうなものを)
だがこの様子では千早も意地になりかねない。
余計なことはしない方が得策か、と弥雅は一人自身を納得させた。
それも自身が上官である木吉鉄平とうまく関係を築けているからではあるが。
「あーもー…葉佑!弥雅!訓練室で模擬戦やろ!スリーマンセルで登録してさ」
鬱憤を晴らすとでも言わんばかりに、千早は模擬戦でも好戦的だった。
後衛で司令塔を担う弥雅は銃器の狙いを定める。
葉佑は鋭く細長い剣を巧みに舞わせ、千早は両手に短剣を持ち素早く敵の懐に入る。
披露される見事なスリーマンセルは、模擬戦の回数を重ねるごとに軍の内部でも話題となっていった。
「…なんだかんだ言って、見に来てるじゃないか。気になるんだろう?」
「うるせーし……でも」
「?」
「…最近、姿も見なくなったから」
千早とて最初から疎遠になっていたわけではない。
どうにかして距離を縮めようをしたことだってある。
だがあまりにも紫原が千早を避けるので、もはや何をしても無駄なのだと半ば諦めかけているらしい。
すると今度は紫原が、ほんのわずかにではあるが千早を気にし始めたのだ。
(意地になっていただけか。素直じゃないな…)
紫原の子供じみた真意がわかった気がして、氷室は思わず苦笑する。
子供の喧嘩というものは長引けば長引くほどこじれるものだ。
「アツシ」
「…んー?」
「彼らが模擬戦を終えたら、このお菓子を渡してお疲れ様って言っておいで」
「はー?なんでオレがそんなことしなきゃいけないわけ?」
「上官が補佐官を育てることも仕事のうちだからさ」
「………」
それでも渋る紫原に、氷室はにやりと笑った。
「なら、彼をナンバーズ補佐官から外してオレにくれるよう赤司君に打診しようか」
「…お菓子渡すくらい、別にすぐ終わるし」
紫原も単純である。
氷室の口車にまんまと乗り、紫原は手渡されたお菓子を持ってのそのそと千早の元へと歩き始めていた。
紫原は訓練室から出てくる模擬戦参加者から千早を探し始める。
(えーと、目がおっきくて…髪がふわふわそうで………)
ふと、数えるほどしか接触していないというのにそこまで覚えている自身に驚いた。
……と、その時。
「っはー……今日の戦績はまあまあだなー」
「今日の千早くん…すごかった、ね」
「あまり調子に乗るなよ千早。あんなやり方じゃ命がいくらあっても足りないぞ」
「わーかってるって……………え?」
「…………」
紫原は千早の前に立ちはだかった。
(…あー、まつげ長い。あと、思ってたよりちょっとつり目だ…)
「えっと………?」
不思議そうに見上げてくる千早に、紫原は氷室からもらったお菓子を差し出した。
「あげる」
「え」
「オツカレサマ」
「………えっ……」
千早は何が起こったのかわかっていないようだった。
お菓子を手にしたまま、紫原を見つめている。
だが徐々に理解したらしく、かっと頬が戸惑ったように少し染まった。
「っあ、りがと……」
「…!」
どく、と身体のどこかが脈打った気がした。
「この馬鹿!上官に向かってなんでタメ口なんだ!」
「いってぇ!何すんだよ弥雅!………あ、れ?」
弥雅に反論しているうちに、紫原はその場から消え失せていた。
「…………」
「やあ、やればできるじゃないか」
「……」
反応のない紫原に、氷室はニヤリと口角を上げる。
「間近で見て、彼はどうだった?」
すると紫原はお菓子を渡した右手を、千早のいる方向を順に見てぽつりと呟いたのだ。
「……うん。…悪く、ないかも」
続
**********
うっわー……………
もう半分以上寝ながら書いてました…
大変読みにくかったと思います。
申し訳ないです…(>_<)
軍パロとかなんやねんって話ですが、設定は適当です。
位とかほんまわかんないのでとりあえず脳内で軍服着せてただけっていう。
今回の紫千は珍しい方向から寄せてみました。
なんにしろ紫千が書けてよかった。
ただ葉佑くんと弥雅くんが全然出せなかったことが本当に悔やまれる。
ゐ子ちゃんごめんよ…!!!!!!
あまり続ける気がないので(!)詰め込んでしまいました。
書きたいシーンはあるのでぽつぽつ書けたらなと思います。
敬礼の描写がすごくわかりにくいですが…進撃のアレとは違います←
どっちかというとヤマトの方に近い(笑)
こんな中二全開設定をお読みいただいてありがとうございます。
新しい試みもいくつかあるのでまた書きたいです。
あと木弥と火葉もちゃんと入れたいのですが……
なにぶん今回は他に類を見ないほどうとうと書き…orz
大変お粗末さまでした!
やった!待ってましたああー!!!!\(^o^)/ワーイワーイ
もう雰囲気が!赤司さまの言葉とかキタアアアアってなる!
軍歌斉唱!皆さんお立ちください!!(^_^ゞ←ちが
いやいやいや十分でありますよ!
ほいでちーくん可愛すぎた……可愛すぎた……
なんかすきになってくんだろなって感じ、
ありがとのときが可愛くて髪の毛持ってかれた(^q^)wwww
こっからの紫千が気になりますわなああー!
両片想いだなんて…!うわああ全裸待機ー!!\(^o^)/
もうなんかこの雰囲気が好き!軍パロ良いよー!
続き楽しみにしてますー!!\(^o^)/
うおおおおおおおお……!!
もうほんま…眠かってん…!←
設定やら説明事項やら何から書けばとなって結局ぎゅうぎゅうに詰め込み状態orz
つか赤司様校長か!
長い校長先生のお話じゃないですか!貧血の人出るよ!
あと私千早に夢見過ぎwwwwww
紫千ブームきてるからって好き放題しすぎた\(^o^)/
女子か!とツッコミ入れました。
男主三人のわちゃわちゃももっとしっかり書きたかったのに…そんな余裕がなかった。
次書くとしたらしばらく間空いた時系列のを書きたいかな…!
とにかく紫千ブームによる話なのでマジで俺得ですがご容赦くだせえ…!
コメントほんまにありがとおおおおおお!!!
だいぶしぶってたけど書けてよかた!背中押してくれて感謝ですーヽ(;▽;)ノ