そうだ、ねぇもし私が雪だったとしたら。泣いてる君の悲しみを少しでも和らげることができたのかな。
私はただ降ることしかできないけれど、それこそ困らせてしまうことすらあるけれど。良かったらどうかその雪でだるまを作ってほしい。
そしたら君の傍にいられるよ。

けどきっとそのとき君の手は寒さに赤くなってるんだろうな。
体温をあげられない私はただ太陽が昇るその時まで君の話を聞いて、ほんの少しでもその顔が綻んだのなら。その笑顔のあったかさに泣きながら土に還りたいんだ。

いとしき太陽なる君よ。
忘れることなかれ。