泣いた、嬉しさからか悲しさからかも分からない声で泣くこの私にママは名前をくれた。その名前さえも誰かのコピーってなもんで。
変人とか変態とか、いくら他人とは違うとこに位置付けたって結局はその他大勢に過ぎやしない。
自分だけのファッションと豪語するその服装、あれ?それ雑誌に乗ってなかったっけ?

コピー渦巻くこの世界でどれだけアレンジを加えれば私たちはオリジナルになれるの。
普通になりたいと泣いた君の思う普通がその他多数から異常と言われたらどうすんだ。
分かりはしないよ。
比べっこの先にあるものなんて。