黒い猫は黒猫

【美術バトン】

美術好きさんに質問！

●好きな画家は？
ゴヤ


●印象派、写実主義…などの中で特に何が好き、とかありますか？
盛期ルネサンス、バロックかな。
ダダもシュルレアリスムも好きだなぁ。
作品としては微妙だけど、美術理論が好きなのはキュビズム。
あと好きな美術理論で外せないのはミニマリスム、コンセプチュアルアートなどのモダニズムあたりからインスタレーションに至るまでが卒論内容。


●日本画で好きな画家や絵のタイトル
日本画かぁ。あんま詳しくないけど
俵屋宗達≪風神雷神図屏風≫
尾形光琳≪燕子花図屏風≫
あたりの琳派は好きだなあ。
あとは幕末あたりの画家は楽しげよね。
曾我蕭白とか、円山応挙とか、伊藤若沖とか。


●どんなところが好きですか？
あ、色々挙げちゃった。
共通してるのは見てて退屈じゃないところ。
割と日本画は見てて退屈しちゃうんだけど、琳派とか江戸後期は良い感じ。
あ、あと狩野派も割と好きかも。
力強い絵が好き。


●西洋画で好きな画家や絵のタイトル
ゴヤの≪我が子を食らうサトゥルヌス≫が抜きん出て好き。


●どんなところが好きですか？
語ると長くなるが、画集見て鳥肌たった。
ゴヤの晩年の作品で、これぞ近代の祖の絵。
この絵は、元々は宮廷で明るいロココ風のタペストリーを作ってた社交的なゴヤが、大病で完全に聴覚を失って別荘に引き込もったときに、その壁に描いた絵たちのうちの一枚。
その壁に描かれた絵はすべて黒が基調となっていたため<黒い絵>と呼ばれ、不穏なモチーフが多い。
そのなかの≪我が子を食らうサトゥルヌス≫はローマ神話の神であるサトゥルヌス（クロノス）の「自分の子に地位を奪われるかもしれない」という恐怖や権力への執着を、人間的な感情があるかのように描いている。
それまで神を感情的に描くことはほぼなかった。
かつ、この絵は従来の画家のように依頼されて描いたものではなく、ゴヤが自発的に描いたものでここも近代的。
表現主義を先駆けてる。


●油彩、水彩、などの中で、見るのに好きな彩色方法ありますか？
やっぱ油彩かなぁ。
見慣れてるからね。


●好きな美術館とその理由
色々あるけど…
六本木、森美術館は現代美術に抜きん出てて好き。
あと国立新美術館は雰囲気か好き。
かなりの確率でカフェで休憩しちゃう。
今週から改修かなにかでしばらく閉館だけど、恵比寿の写真美術館も秀逸。
コレクションも企画展も。
外苑前のワタリウム美術館は企画が一々魅力的だなぁ。


●印象に残っている美術館とその理由
うーん。館自体が印象に残ってるのは、目白の庭園美術館かなぁ。
いや、新しく開いてから一度も行ってないのだけど。
あ、あと東博のはしっこにあるやつ。
なんだっけ、平等院なんとかっていうちっちゃいやつ。
半跏思惟像の展示が美しかった思い出。


●これ良かった〜！っていう展覧会
去年か一昨年あたりやってたワタリウムの震災三部作。
ChimPom「ひっくりかえる」展、JR「世界はアートで変わってく」展、坂口恭平「新政府」展


●これから観たい展覧会
ベタにチューリヒ美術館展かな。人多そうで嫌だけど。
あと、いま森美術館でやってるやつ。
タイトル忘れた。


●生まれて初めて行った展覧会は何でした？
or
初めて観た画家は誰なんでしたか？
なんだろう。
物心ついてからは中学生の夏休みの宿題で行った横浜美術館の常設展かな。
企画展なら中3の夏に行った神奈川県立近代美術館かなぁ。
企画点のタイトルは覚えてないけど、オノ・ヨーコが祈りをテーマにしたインスタレーション出してたのは覚えてる。


回答ありがとうございました(｡･ω･｡)



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