昔々のおとぎ話
人に恋して泡になった
人間じゃない女の子
自分がいなくなることよりも
相手の幸せを願って消えた

ねぇ 泡になんてなりたくないの
気づいて 気づいて 気づいて
消えてしまったらあなたが見えない
空からじゃあなたは小さすぎるの
あなたの幸せ わたしの幸せ
どっちも願って 両方欲しい

海の泡となるくらいなら
あなたの腕の中で
血の海に溺れることが幸せよ

(ごめんなさい)
(にんげんって、分からないの)