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高3の夏休みの話です。
受験勉強しなきゃなーと思って起きてたんだけど、結局思っただけで何もしないまま時間が過ぎた。
気付いたら午前3時過ぎ。ていうか寝よう、と思って、そこで何でかしらんが窓を開けた。
涼しい風が気持ちよくてしばらくボーっとしていた。
と、外灯に照らされる道路でうごめく物体発見。
始めは犬だと思った。ウェルシュコーギーに見えたからだ。
近所で飼っている家はないから野良犬かもしれない。
夏は走り屋がよく来るから危険だから道路から移動させないとと思った。
しかし、よくよく見ると……あれ? 這ってる…?? と、気付く。
さらに嫌なことに気付いてしまう。自分の視力の良さを恨みたくなる。
それの胴体らしきものがない、のだ。
“ウェルシュコーギーの頭部に似た形の何か”が、うごめくように這っている。
湧き上がる恐怖感と吐き気。地球上で、ていうか自分の身近であんな生き物はしらん!
しかし好奇心には勝てなかった。懐中電灯を掴むと猛ダッシュで外に向かう。
……が、やつは道路から消えていた。
あれはなんだったのだろう。宇宙人なのか、おまえ。
でももう二度と会いたくない。
あ。夜、雲が多いとき、空でくるくる回ったり、横切ったりする丸い光を見たことあるやついないか?
白っぽいやつ。
よく見かけるんだけどさー、なんなんだろ、あれ。
妹の友人が小さいころに体験した話。
彼女の家は部屋の四隅にベッドを置き、寝室として使っていた。 ある日彼女は普段通りにベッドに入り、壁方向に顔を向けて寝ていたが背中に視線を感じて目が覚めた。 視線を感じる方向からして「視線の主」は向かいのベッドで寝ている兄弟であるはずなのだが あまりに凄まじい視線である為、怖くて暫く固まっていたそうだ。
しかし時間が経っても視線の気配が消えないので、勇気を振り絞って寝返りをうち、兄弟の寝ているベッドの方に顔を向けた。 ところが「視線の主」だと思っていた兄弟はすやすやと眠っていた。しかし視線の気配は消えない。
・・その時彼女は気が付いた。兄弟のベッドの下に誰かいる・・
結果として、強烈な視線の主は、そのベッドの下に挟まっていた「マネキン」だった。 マネキンがベッドの下に挟まり、こちらを凝視していたのだ。 ただ、彼女の家はマネキンなんて持っていないし、ましてやベッドの下に置いたりしない。
・・・そして、そのマネキンは彼女と目が合った時に「カチッ、カチッ、カチッ・・」と歯を鳴らしたそうだ。
中学時代に霊感の強い友人がいました。
修学旅行の時たまたまその友人と隣の席になり
バスで観光地めぐりをしていたのですが、
ある橋に差し掛かった時、その子の様子がおかしい。
ずっと下を向いて目をつぶっている。顔色も悪い。
気になって気分悪いの?と聞いても無視。
結局、橋を過ぎてだいぶたった頃落ち着いてきました。
さっきの様子が気にかかったので聞いてみたところ、
橋に差し掛かったとき外の景色を眺めていたら、川のほとりに
白い服を着た女性が立っていたらしいのです。
霊感の強いその子はとっさに人間ではないとわかり、嫌だな
と思った瞬間目が合ったそうです。
かなり距離があるはずなに目が合ったのがわかったそうです。
そして目が合った瞬間、その女の霊は飛んでバスを追ってきて
バスのガラスにへばりつき
ドンドンドンドン…教えて?…ドンドンドンドンドン
ドンドン…教えてぇぇ??ねぇ?…
と激しくガラスを叩きながら叫んでいたとの事。
友人はひたすら心の中でクジを切り、あっちに行って
とお願いしていたら、いなくなったと言っていました。
自分には窓を叩く音は聞こえなかったが、
友人は幽霊関係で冗談を言わない子だったので
ムチャ怖かった。
雑誌の記者である私(高橋)は「旅本」の取材のために度々田舎の地域に出向きその土地のお年寄りに話を聞いたり、まだ誰にも注目されていない場所を探す仕事をしている。
ここは西日本の山奥の村「ヒサイ村」
村人は近隣の村の村人とは関わらず独自の生活を営んでいる。 都会の街とは違い歓楽街や娯楽施設など一切存在しない静かな片田舎。 村人の人口は過疎とは言えないが圧倒的に子供の数が多い。 村を歩く人の中にお年寄りの姿が見えないのは何故だろう。
私は小さな商店に立ち入った。
商店に並ぶ品物はどれもどこか懐かしい物ばかり。 雑誌や新聞、俗に言う「書き物」の類が一切販売されていない。 私は商店の店員に尋ねてみた。 「この村にはお年寄りはいないのか?」
するとまだ未成年かと思われる青年は答えた。
「見ればわかるだろ?この村にそんな長生きできるやつはいないよ」
私をよそ者だと思いからかっているのだろうか。 私は少し考え何も言わず商店から退散した。
次に出向いたのはこの村の中心に位置する小さな駐在所。 中にはうつむきがちの青年が座っていた。
「すいません」
私が不意に声をかけると、その青年はゆっくりと振り返った。
「この村に詳しいお年寄りの方を紹介していただけませんか?」
私が彼にそう尋ねると、彼は小さい声で答えた。
「残念ですがこの村に年寄りはおりません。」
またか、といった調子で一言交わして駐在所を後にする。 この村の住人はよそ者を敬遠しているのだろうか?
なんとしても仕事を終えたかったので、自分の足で確かめることにした。
村を歩いているとやはり子供ばかり目に付く。 特に人口の多い村では無いのだが、外にいる村人は子供ばかりだ。
村はずれへと続く山道を見つけた。 細く舗装されていない、いわゆる獣道のような道だったが道はこれしかない。
日が暮れる前に仕事を済ましておきたかったので迷わず進むことにした。
2、30分程進んでいくと開けた場所に着いた。
私は目を疑った。
そこには一面の墓標。 村人の人口を遙かに上回るであろう墓標の数。 しかしどれも古く崩れかかっている物もある。
その時背後に視線を感じた。
振り返ると先程駐在所で話した青年がうつろな表情で立っている。 青年は小さく呟いている。 「ここは危ない。あなたも病気になる。」 「え?」私は聞き返した。 「村の人々は流行病にやられて年寄りから次々と死んでいった。私達はこの村の病からは抜け出せない。」
私はそこで気付いてしまったのだ。
私は急いで来た道を戻り車のある場所まで走った。 幸い日が暮れる前だったので迷うことなく村を抜け出せた。
数日後、職場で作業をしていると会社の古い資料を発見した。
そこには「伝染病により閉鎖された村」について書かれていた。 詳しい事は書かれていないが内容からするに私が立ち入った「ヒサイ村」に間違いない。 私はあの村に行ってから咳が止まらない。 時々高熱や悪夢にうなされる夜もある。
あの村に立ち入ってはならない。
必ず何か別の、伝染病とは違う何かがあの村には存在する。
あの村には行ってはならない。
「被災村」には…。
高橋編完
釧路という、北海道にある港町の出身です。
冬の海は厳しく、誤って落ちるものなら泳ぐ間もなく死んでしまいます。
僕の叔父もその一人でした。
葬式の夜、当時8才だった僕は本当に退屈していまして、大人が話しているのをぼんやりと聞いていました。
叔父はまだ若かったので、祖母なんかはすごく取り乱していました。
しかし祖父や父、漁協のおじさんたちは静かに、そして憂鬱そうにぼそぼそ話していたのです。
”ウーコシルプ”がどうしたみたいな話をしているのです。
”ウーコジブ”かもしれませんが、とに角それが叔父さんに何かしたみたいな言い方でした。
しかも何人目だとかという話でした。
眠くなった僕は父に布団に連れて行ってもらい、その時に”ウーコシルプ”って何と聞くと、
「知らなくて良い、寝ろ。」そう言うだけでした。
身勝手な人間を気になることが・・・。
僕の親戚は中学生くらいになると、アルバイトとして駆り出され、漁船に乗せられました。
ところが僕だけは乗せてもらえませんでした。
キツイ仕事といえばキツイのですが、当時一日一万円のバイト料はかなり魅力だったので、
乗りたいと祖父に抗議しました。
「お前は駄目だ。」
「何で?○○(同い年の従兄弟)も乗ってるのに。」
とかなり食い下がりました。
が、駄目なものは駄目で、むくれながら浜仕事(陸での仕事)を手伝っていると祖母が
「××(死んだ叔父)に似すぎているから」
みたいな事を言って当惑したことがありました。
それから一度も海に出たことがありません。
呪われている?
けど何で甥っ子の僕が?
海は大好きで、側にいないと落ち着きません。
向こうはそう思っていないのかも...。
取り留めのない話ですみませんでした。