ろ組が世の中諦めてたらいいなって話ですよ。
自分が死ぬことで誰かが助かる、なら自分の命を捨てる。そんなの迷う間もない。いとわない。
人じゃないものが見えるっていうネタが定番ですけど、うちのろ組ちゃんはそういうの見えない。けど、死ぬのは恐ろしくない。
あまりにも自分の命の価値が軽すぎるろ組ちゃん。
怪士丸は、そういうの笑って言いそうだから、余計傷つく。
きり丸に俺の命と怪士丸の命だったらどっち取る?って訊かれて、そんなのきり丸だよって笑うの。
きり丸はまさかそんな風に返されるとは思ってなくて、なんかもう堪らなくなってしまったらいい。
長次に自分の命の大切さを説かれても、だってこの命で誰かが救えるならそれはいいことですよね?ってなってしまう。
自己犠牲のかたまり。そんなろ組。
伏ちゃんは生きることは楽しいけれど執着もしていなくて、いつかそのときが来るのも楽しみにしてしまっている。
伊作はそんな伏ちゃんが怖くてかわいそうでならなくて、だから一緒にいたがる。目を離すと、どこかに行きそうだから。
雑渡さんに出会ってからは、余計生きるのが楽しいけどその分来るべき時への期待も高まってしまって、どうしようもない。
平太はできるだけ、怖いものから遠ざかりたい。でも一番自分の命の価値を低く見てるのも平太。
食満みたいになりたくて、でもなれないって気づいたときにもう平太は一回死んでる。
じゃあ僕の命はなんて無価値なんだろうって思ってしまう平太を、ひたすら明るい方へ導いていくのが食満先輩。
そんな先輩に惹かれながら、ああやっぱりこの人は僕と違うなって愛されることも諦める平太ください。
まごじろちゃんは平太と似てるけど、生死の輪廻を知ってる。
生物委員会で生き物死んだり生きたりを間近で見て、同じだなって思うだけ。
竹谷が生物は輪廻して、また戻ってくるけど、死んでしまった魂は二度と同じに戻ることはない。だからたくさん愛情込めようなって笑うのが、まごじろちゃんは好き。竹谷のそういうとこが、好き。
愛することも愛されることも知っているから、ろ組ちゃんで一番慈愛に溢れてるのはまごじろちゃんかもしれない。
その代わりすごくヤンデレだったらいいな。
死を恐れないから、ろ組はかわいそう。
死んでもかまわないって思ってしまうのが、さみしい。
一ろは、もっと幸せになるべき。
こんなろ組ちゃん考えてたら、今までみたいにくくいすちゃんとか鉢庄でバカなこと考えることができなくなった!!!(笑)