サスナルデーには結局何も出来なかったんだぜ…orz
でも色々お題貰ったから、今週いっぱいかけて消費していくんだぜ!(`・ω・´)キリッ
とりま、先日呟きの方で某様方に捧げた短文をサルベージしときます。
珍しく四色じゃない二部サスナルで無駄にシリアス←
気になる方は続きからどぞ。
―海の向こうにはさ、楽園があるんだってば。
―…あ?
―波の国にいた時、ツナミさんから聞いたんだってばよ。
―へぇ。
―太陽が昇る水平線のずっとずっと向こうに、神様が住む楽園があるって。
―楽園、ね…。
―こっからずっと南に行った所にある、小さな島国の伝説なんだってさ。
―そうかよ。
―誰か行った事あんのかなぁ?
―さぁな、知るか。
―本当に楽園があるならさ、いつかみんなで行ってみたいよな!サクラちゃんもカカシ先生も、イルカ先生もシカマル達もみんな誘ってさ!
―ウスラトンカチ。どうやって行くつもりだよ、水平線の向こうまで。
―水の上歩く修行したんだから、歩いて行けないってば?
―無理に決まってんだろ。誰も彼もお前みたいなチャクラバカと一緒にすんな。
―え〜、じゃあ船とか?
―そんな人数乗せて遠出出来る船なんて、内陸の木の葉にある訳無い。
―じゃあ俺が作るってばよ!
―はぁ?
―いつか火影になって、でっけぇ船作ってみんなを連れてってやるってば!
―火影が里留守にする気かよ。
―親善外交だってばよ!楽園の神様達とも、友好条約結ぶんだってば!
―言葉は意味を理解して使え。
―そん時は、お前も連れてってやっからな!
―あぁ?
―ニシシ、俺のお供させてやるってばよ〜♪
―ふざけんな。誰がドベのお供になんぞなるかよ。
―んだとー!?
―そんな妄想してる暇があったら、術の一つでも覚えてろ。
―むきー!えらそーに!!
―ふん。
―…でもさ。
―…?
―本当に、海の向こうに楽園があるなら…やっぱ行ってみたいってば。
―………。
―お前と、一緒に…さ。
―…ウスラトンカチ。
夢を見た気がしたんだ。
全てが終わったと思っていたあの日に、そんな他愛の無い夢を。
復讐、は。
終わっていなかった。
コレが、始まりだった。
真実は残酷で、ココに至る今までは余りにも虚しくて。
結局、俺は何も知らずに。
何も知らされずに。
そうして突然、世界は俺を裏切った。
「木の葉を、潰す」
俺の復讐が一人から全てに変わったその瞬間、足元の岩場に大きな波がぶつかり砕け散った。
あれから何処まで来てしまった?
この海は、あの時の海に続いている?
もう、俺の目に輝くものは何も見えないけれど。
なぁ、ナルト。
海の向こうに、楽園なんて無かったよ。
END
:反省会:
久々に四色じゃないサスナル書いた気がする(おぃ)
ちなみに、「ニライ・カナイ」は私の地元の伝承です。
でも詳しい話は聞いた事無い(ちょっと待て)
2011-3-9 00:21