人気漫画家でコラムニストの渋谷直角氏によるサブカル漫画[奥田民生になりたいボーイ・出会う男すべて狂わせるガール]が、[モテキ][バクマン。]の大根仁監督のメガホン&演出で実写映画化されることがわかった。妻夫木聡、水原希子が初共演し、大根組に初参戦。
奥田民生を崇拝する35歳、コーロキ(妻夫木聡)。おしゃれライフスタイル雑誌編集部に異動になったコーロキは、慣れない高度な会話に四苦八苦しながらも次第におしゃれピープルに馴染み奥田民生みたいな編集者になると決意する。そんな時、仕事で出会ったファッションブランドのプレス(広報担当)の美女・天海あかり(水原希子)にひとめぼれ。その出会いがコーロキにとって地獄の始まりとなるのだった…。あかりに釣り合う男になろうと仕事に力を入れ、嫌われないようにデートにも必死になるが常に空回り。あかりの自由奔放な言動にいつも振り回され、いつしか身も心もズタボロに。コーロキはいつになったら奥田民生みたいな「力まないカッコいい大人」になれるのか。そしてもがく先にあかりとの未来はあるのか――!?
原作は、[週刊SPA!;扶桑社]や[CREA;文藝春秋]など人気雑誌に多数の連載を持つ人気漫画家でありコラムニスト・渋谷直角氏の2015年7月に発表した伝説的サブカル漫画[奥田民生になりたいボーイ・出会う男すべて狂わせるガール]。“力まないカッコいい大人”奥田民生に憧れる雑誌編集者が、出会った男すべてを狂わせてしまう魔性のレディスアパレルプレス(広報担当)女性に一目ぼれし、恋の喜びや絶望を味わい、もがき苦しむ抱腹絶倒のラブコメディ。妻夫木聡は奥田民生に憧れるうだつのあがらない35歳編集者のコーロキ・ユウジ役、水原希子は出会う男すべての人生を狂わせてしまう魔性の美人広報・天海あかり役をキュートに演じる。
コーロキが所属するライフスタイルマガジン「マレ」編集部で働く先輩・ヨシズミ役を新井浩文、「マレ」で連載を持つ人気コラムニストの美上ゆう役を安藤サクラが務める。このほかフリーのファッションライター・倖田シュウ役にリリー・フランキー、コーロキが働くライフスタイルマガジン「マレ」の編集長・木下役に松尾スズキと、一癖も二癖もある登場人物たちを、邦画界を代表する豪華俳優陣が脇を固めた。
また音楽は、タイトルにもなっている 奥田民生の珠玉のナンバーを余すことなく全編に使用。個々の楽曲は主題歌やBGMの枠を超えた役割を与えられ、大根監督マジックにより革新的な音楽映画として再編集されるという。
▼妻夫木聡コメント
この作品との出会いは原作が事務所に送られてきたことでした。そのとっても素敵な題名にビビッときたというよりも、僕はそもそも奥田民生になりたいボーイです。ずっとずっとなりたいボーイなんです。全国にいる奥田民生になりたいボーイズ代表として、
軽く笑えるユーモアとうまくやり抜く賢さでいい感じの作品に仕上げられたらと考えております。皆様、出来上がりまでゆるーくお待ちくださいませ。
▼水原希子コメント
大根監督の「モテキ」のファンでしたので、
大根監督の映画に出演させて頂けることが決まりとても嬉しいです。
衣装合わせの際も、皆さんと息があったコミニュケーションが取れて、
すごく楽しい現場になりそうな予感がしています。
あかりのキャラクターはとてもエキセントリックで、すごく危ない匂いを感じさせますが、
とてもチャーミングで目が離せないような女の子なので、今から演じるのがとても楽しみです。
一生懸命頑張りますので、良い作品になるようにみなさんも応援してください。
▼原作・渋谷直角コメント
まず何より、大根監督、出演者とスタッフの皆さま、そして奥田民生さんに感謝しております。
こんなクラクラするようなキャストとスタッフさんで映像にしていただける、というのは本当に嬉しいやら申し訳ないやらで、いろいろ教えていただく熱いこぼれ話的なものには感動を禁じ得ず、帰りのバスの中で男泣きした日もありました。
僕は今、監督の命令で、映画に出てくる小道具を美術部さんと一緒にアレもコレもと作っていて、「なぜだ?」とも少しだけ思いつつ、そっちがあまりに大変で、とても浮ついたり調子に乗ったりするような感じになれません。毎日ヒエ〜と追われながら、一スタッフの気持ちでがんばっております!!
どうかよろしくお願いいたします。
▼大根仁監督コメント
原作を読んだ時から、映像化するなら自分が一番向いていると思っていました。
『モテキ』のような、恋愛エンタテインメントをもう一度やりたいと思っていたところに、いろいろなタイミングが重なって映画化が実現しました。
妻夫木君は(奥田)民生さんのファンで、まさに“民生になりたいボーイ"。この役を演じられるのは妻夫木君しかいないし、役作りは既に出来あがっているようなもの。
希子ちゃんは今一番のっている女優ですが、秘めているものがあり、まだ見せていない顔があるのでは、と勝手に妄想していました。
希子ちゃんをかわいく、エロく、かっこよく“狂わせるガール"として撮りたい。
妻夫木君演じるコーロキの成長物語でもあるので、恋愛要素と男の子の成長、青春物語として両立させていきたいと思います。
もちろん奥田民生楽曲もたっぷり使っていきますので、ご期待ください!
撮影は5/15から都内各所で行われている。『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』は2017年9月、全国東宝にて公開予定。