だと思ってる。迷うことで強くなれるチャンスなんだということ。
何が正解で何が間違いかは、やっぱりわからないけれど、でもこうして迷い、考える過程に意味があるのだと思うから、苦しくても考えるしかないのだと。
将来のことも、カフェのことも、自問自答の繰り返しでつらくなる。でも好きだから、もしくは大切なことだから考えてしまうのだと思う。無意識に。

この間授業で久○joeさんがきて、授業をしてくださった。
単純にあの人は芸術的才能があるからあんなクリアな作品が出来上がるのだと思っていた。でもそうではなくて、ちゃんと音楽について勉強し、映画について勉強し、映画音楽という一つの新たなジャンルを確立しようと考えて、考えた末にあの音楽ができているということを知った。
どうしてそんなに考えられるのか、なにがそんなに彼を突き動かしているのか、その根本を知りたいと思ってしまった。（まあ、エッセイとか読めばわかるんだろうけど。笑）

でも確実に言えることはこの人は映画音楽を作ることが好きなんだろうということ。
なぜかそれはひしひしと伝わってきた。好きだからこそ勉強し、妥協せず、変わることを恐れずに常に新しい世界を作り出してゆく。
そして勉強することの意味も同時に教えてくれた気がする。勉強するということはそのルーツを知るということ。その変えてはいけない根本の部分を理解するということ。
それをわかっているからこそ変えていくことができるのだ。映画というもの、音楽というものの視点から考えることができる。だからはちゃめちゃにならない。

すばらしい講義をきくと、だいたいカフェのことに置き換えて考えている自分がいて、それがすごく嫌なのだけれど、これもまた好きだから考えてしまうのかなともうあきらめている。
とにかくね、考えることの大切さをすごく教わった気がするんだ。
脳みそをフル活用することが人間の使命だということを思い出したよ。嫌気がさすことのほうが多いけれど、ただもう迷って、考えていくしかないのだと思う。
正解かどうかはわからないけれど、その都度その都度最善だと思う道を行くしかないのだと思うのでした。