「ほーんと、嬢ちゃんは青年が大好きねぇ」

さっきの戦闘の時、見てたわよー?とレイヴンがニヤニヤしながら見てくるので、一瞬目を丸くしたもののすぐに笑って見せる。

「やだな、ちゃんとレイヴンのこともすきだよー?」

「やだ!おっさん嬉しい!」

レイヴン!嬢ちゃん!なんてベタベタくっついてたら背後でうわー…、とドン引きした声が聞こえたので、素早く捕獲して、頭を撫で回してやる。

「うわわわわ!?」

「ちゃんとカロルもすきだから安心してね!もちろん、リタもエステルも!」

「…ふん!別に、あんたに好かれたって嬉しくなんかないわ!」

「もう、リタったら…素直じゃないです…」

「いいよ、エステル。リタっちのはツンデレってわかってるからいいんだ!」

「ツ…!?」

誰がツンデレよ!勘違いすんじゃないわよ!!とリタが見事なツンデレを披露してくれる中、笑ってかわす。

それから、ちょっと離れた位置で黙っていたユーリの手をとる。

「ユーリ、好きだよ」

――――――私は、貴方が、心から、

3.何度好きと言えば

(伝えたい)
(けど、伝わらなくていい)
(傍に居られさえすれば、いいんだ)




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《title by【モノクロメルヘン】大学生×高校生的告白から成功五題》
あれ?予想だにしない最期のシリアスっぷり。
…おかしいな…こんなはずでは…←←←
戦闘云々は多分ユーリをヒロインがかばったんじゃねーかなと思われる。←
gdgd!\(^o^)/←←