わかってたんだ、彼がどんな人か。
わかってたんだ、誰よりも、私が、一番。
ティエリアを庇って負傷したときに、無理にでも再生治療カプセルに押し込んでしまえばよかった。
(彼が大人しくしているはずがないことぐらいわかってたけど)
――――だけど止められるはず、ない。
彼の想いを知っているから。
彼の無念を、知っているから。
『――――死なないで』
送り出すことしかできなかった私を殺してやりたい、ほどに私は。
『―――大丈夫だ。…俺のかえる場所はお前だから。』
――――ああ、決して死なないとは言わないんだね。
一人にしないって言ったくせに。
「―――うそつき…!本当に、ずるい人…!」
君は僕の前から消えてしまった
(いかないで行かないで逝かないで)
最後に触れた貴方の温もりが、消えない。
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今頃ロックオン追悼。
そして鬱。←
思い出したら悲しすぎてまとまらなくてぐっちゃぐちゃになった。←
《title by【確かに恋だった】》