漆黒を基本に、紅と金色で細かい細工の施された上下に、動きやすいように高い位置で結ばれた濡れ羽色の長い髪を靡かせて立つ、騎士然としたその姿。


――――――ああ、うん、はっきり言おう。

最 高 で す 。


「(『心の中の聖騎士様』衣装キタアアアアアアアアア!!!)ゆ、ゆゆゆゆ、ユーリ…!」

「あ?なんだよ?」

声をかければ、いつものようにくるり、とユーリが振り向く。

――――――と、同時に、悶える。

「――――――っっ!!(振り向きポニテ揺れもえええええ!!!)」

「お、おい…?」

「(あ、あああああああ!可愛いいいい!!可愛いよおおおお!!そして腰のラインほっそい!そんでもってエロい!!たまらん!)」

「おい!どうしたんだって!」

「はっ!ご、ごめん!ちょっと思考が飛んでた!なんでもないの!気にしないで!」

「別にいいけどよ…」

なんなんだ…?と呟くユーリは華麗にスルーしました。


とりあえずしばらくは、理性との戦いになりそうです。



6.今から俺は忍になる

(抱きついちゃダメ、抱きついちゃダメだ私…!腰に飛び付いて撫で回したいとか考えちゃダメ…!!)
(耐えろ、耐えるんだ、忍のごとく!!)

(…お嬢ちゃんは何やってんのアレ…?)
((((さあ…?))))



*******
《title by【モノクロメルヘン】大学生×高校生的告白から成功五題》
今までのシリアスな流れなんか関係ねえ!と言わんばかりにネタに走りました。←←←←
心の中の聖騎士様がたまらんと思うのは白星以外の誰でもありません(^q^)←←←
でもできればプラスでうさみみつけ(ry←←←←←