こんな風になるなんて、これっぽっちも思ってなかった。
私が“この世界”―――――テルカ・リュミレースに来た理由がずっとずっとわからなかった。
否、知ろうとすらしていなかった。
ただ単純に、トリップしたという事実を受け入れ、環境の違いに戸惑いながらも前向きに、それなりに順応しながらこの世界をエンジョイして、この世界で“生きる”ことを第一に考えて過ごしてきた。
―――――たとえ、魔物であっても、命を奪い、自らの手を染めて尚、私は。
――――せめて旅が終わるまでは、と思っていたのに。
「嘘、でしょう…?」
迫るタイムリミットに、気付いてしまった私に、落ちる涙を止める術はなかった。
7.涙の真実
(向こう側が透ける指先に絶望を覚えた)
(お願いだ、まだ、私は、)
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《title by【モノクロメルヘン】大学生×高校生的告白から成功五題》
…藤田麻衣子さんきいてたらこんなんなってました。
あれ…おかしいな…ギャグのはずなのにどこいった…?/(^q^)\