子どもの頃は雪が降った日には、
その雪を顕微鏡に入れて眺めるのが好きだったなぁ。
普通に手に取ってみても、白い固まりで、バラバラにしても変わらず。小さくしすぎると手の熱ですぐに溶けてしまう。
だけど、顕微鏡を通して見てみると綺麗な6角形の結晶が見えてとても不思議だったなぁ。
その結晶にもいろいろな種類があって、それらを眺めるのが好きだった。
…そもそもそんなことをし始めたのも、
幼稚園の折り紙の授業の際に雪の結晶の作り方を教えてもらった時に、
雪は白くて丸いのに何で6角形で穴も空いているの?って、ずっと不思議だったのよね。
尋ねても納得のいく答えを得られなくて。
小学1年生の時に地域図書館でたまたまそのことが乗っている本を見つけて、納得すると共に実地検証をしてみたのよね。
見つけたのが夏の頃だったから、冬が待ち遠しかったな。
それから、雪の降る日にはしていたな。
引っ越しで滅多に降らない地域に行ってからはしていないけれど。
瞼の裏には、
まだ白い白い雪と透き通った雪の結晶が焼き付いている。
今年は雪が積もったらしてみようかな。
雪合戦や雪だるま作りだけではなくて。