@ダイエット
えーっと、色々ご報告したいことがありすぎて何から書こうか迷ったんですが、まずはご心配をおかけしている方もいると思いますので、最近の体調についてちょっと触れさせていただきます。
今年の5月くらいにとある難治性の病気であることが発覚しまして、その節はお騒がせ致しました。ですがおよそ半年に渡る治療の結果、完治はまだ先ですが検査の数値がかなり良くなりました。当初は2週間に1回だった通院ペースもだいぶ緩和されてきて、生活面もようやく落ち着いてきた感じです。が、この病気の治療に伴い、1つだけ困ったことが……。
そう、体重です。
エッセイの方をお読み下さっている方は、以前あちらでもチラッと触れたのでご存知かもしれませんが、長谷川、病気の治療に伴って代謝がガクンと落ちました。おかげさまで通院生活以外はこれまでと変わらぬ暮らしを営んでおりましたところ、みるみる太ってBMIの数値がとんでもないことになった次第です。
で、これはさすがにやべえぜ!と危機感を抱きまして、9月から本格的なダイエットを開始しました。基本的には1日の摂取カロリーを決めて守るカロリー制限と、軽い運動の取り入れです。摂取カロリーの方は自分の基礎代謝が1400kcal程度であると知り、1日1200kcalを目標に設定しました。運動は無理なく続けられるもの……ということでウォーキングを選択。
と言っても元々出不精で運動が大嫌いの長谷川、休日なんかは絶対に家から出たくない派なので普通にウォーキングしようと思ったら絶対に続かない。
なので家からどこかへ歩きに出かけるのではなく、仕事が終わったあとに会社から歩いて帰宅するというやり方を選択しました。会社から自宅までの距離が徒歩1時間くらいなので時間的にもちょうどよかったんですよね。
そんな感じでカロリー制限と徒歩帰宅を2ヶ月ほど続けたところで、体重は何とか病気前のそれへ戻りました。数字にすると4キロ減です。良かった……。
しかしあまりにもすんなりと減量できてしまったので、最近ちょっと欲が出てきまして。できればこのままあと3キロほど痩せたいなあと考え始めてしまいました(笑)
とは言え11月も中旬を過ぎると一気に寒さが増してきて、ウォーキングを続けるのもしんどくなってくる。そもそも歩いても体が温まらないから代謝も上がらず、体重の減少がピタリと止まってしまいました。で、困った長谷川が最近購入したのが
エアロバイクです。狭いアパートでも使える折りたたみ式のやつが某密林でそこそこ安く売っていたので、ええいままよ!と購入ボタンをポチッてみました。
で、今、本格的にエアロバイクを使い始めてちょうど1週間くらいなんですが。思ってたよりキツくないし、何より天候を気にせず好きな時間にできるってのがイイですね、これ!
出不精な長谷川にはもってこいのアイテムというか、こんなことなら最初からウォーキングなんかよりエアロバイクを選択しとけば良かったと思わざるを得ない快適さです。しかもハンドルにタブレットホルダーを括りつければ、動画を見たり音楽を聴いたりしながら楽しく運動できるので、あまり苦に感じません。
消費カロリーは30分で200kcalくらい。これはなんと1時間のウォーキングに匹敵する消費カロリーです。ウォーキングの1/2の時間で同じだけの効果が得られる……時間貧乏な長谷川はこの点もすごく助かっています。
果たして年内マイナス3キロを残りひと月で実現できるのか、そこはちょっと疑問ですが(笑)、健康のためにも引き続き食事管理と運動を頑張っていきたいと思います。12月に入ってこれからいよいよ冬本番。皆さまもお体にはくれぐれもお気をつけてお過ごし下さい。
A公募作進捗
えーと、これも今年の夏くらいからずっと言ってるやつですね。以前小説家になろうに掲載していた『死神の絵の具』という短編ですが、これを短編連作にしたものを公募作として書いてみようと思い立ち、現在鋭意執筆中です。
それもネットの公募ではなく、出版社主催の紙の公募。なろうに来てからこういう本格的な賞レースとはまったく無縁になっていたので、実に5、6年ぶりの挑戦です。
しかしあまりにもブランクが長かったことや、書いたことのないジャンル・作風に挑戦していること、文体をかなり尖らせていること、慣れない現代ものを書いているせいで調べなければならない項目が山ほどあること……などが足を引っ張り、進捗はぶっちゃけ思わしくないです。
あと1話+エピローグを書けば脱稿というところまで来ているのですが、この残り1話が長い!(笑) 書き始めた当初は年内には書き上がるだろうと踏んでいたのですが、ESの連載との兼ね合いもあったりして、今月中に仕上がるかどうかだいぶ雲行きが怪しくなって参りました。
締切的にはまだだいぶ余裕があるからいいんですけど、年内に始めたものはできれば年内には完結させたかったですね……。いや、まだあとひと月残ってるので、結果はどうなるか分かりませんが。でも、今月はできればESを書きたいし。
この公募作に時間を取られすぎて、ESのストックがまた結構カツカツなのです……正直公募なんかに手を出すんじゃなかった、と軽く後悔する程度には。おかげさまで来年もまるっとESの更新は週1のままになりそうです。ストックが足りない上に公募作もまだまだ書き終わりませんからね……。
まあ、これが人生最後の公募挑戦になるような気がしているので、書き切るつもりはあるのですが。やっぱりリアルタイムで書いてウェブで連載する……というスタイルに慣れてしまうと、公募作の執筆ってすごく孤独だなあと感じます。
読者の反応が分からないまま書き続けるというのは、こんなにもモチベーションを維持するのが大変なのかと改めて痛感してますね(笑) ついでに言えば第三者の目がないと、ひとりよがりな内容になってしまいそうで恐ろしくもあります。
字数としては既に12万字程度書いていて、元々出そうと思っていた賞の規定原稿枚数を早々に超過。仕方がないので今は原稿枚数の規定がゆるい別の賞を目標に据えて頑張ってますが、おかげで締切がだいぶ先まで伸びたので、その点は助かったかなと思います。
脱稿したら一旦軽めの推敲をして、カクヨムの方に1週間程度掲載する予定です。特になろうやブログでアナウンスする予定はないので、気になる方は長谷川のカクヨムアカウントをチェックしていただければと思います。
とりあえず12月いっぱいは、脱稿を諦めずに頑張ってみます。仮に年内に脱稿できたとしても、大晦日にギリギリ駆け込み!とかになりそうなので、カクヨム掲載は来年になる予感がしてますけどね……。
Bその他創作関係あれこれ
そういやエッセイの最新話でもちょろっと書きましたが、今年は創作関係の目標が未だひとつも達成できていないという悲しい状況です。年始に決意していた『子連れ竜人』の列侯国編完結と、拍手文として連載中の『誰が為に花は咲く』の年内完結は達成不可能であることが既に確定しました。無念……。
『子連れ竜人』は今月で連載4周年だというのに……本当に今年はリアルも創作もダメダメだったなあ、とため息しか出ません。ああ、でも、去年の暮れから参加したいと思っていた夏ホラーには無事参加できたから、そこは良かったかな。
夏ホラーと言えば、そろそろなろう公式企画として恒例の冬童話の季節ですね。こちらも余力があれば参加したいところなんですが、たぶんそんな余裕はないだろうなあ(笑)
もしも参加できるなら、公式設定ではなくエマニュエルの童話をまた1作くらい出したいな、と思ってました。せっかく本編(第198話)でナバルの話も出たことだし、美の神であるヤッフェの神話『みにくいナバル』あたりを書きたいなー、と。
もしくは子連れ竜人内でちょっとだけ触れた正義神ツェデクの神話『ふたりの
罪人』でもいいかな。まあ、どっちもあまり冬童話に関係ないので、別にこの時期にむりやり書かなくてもいいんですけどね(笑)
隔月更新のはずだった『誰が為に花は咲く』は、もはや年内更新は無理そうです。本当に今年は有言不実行ですみません……(泣)
リアルがゴタついたせいもありますが、今年1年を振り返ってみると本当にひどかった、と思います。特に創作面は悔いが残ることばかりです。
今年ダメだった分を来年で取り返す……のは量的に無理なので、せめて立て直しを図るくらいはしたいなあと。できれば来年は去年の執筆実績である120万字を超えたいし。
あ、でも2019年の一番の目標はやっぱり、今年始められなかったエマニュエル・シリーズの連載をもう1本増やすこと!ですね。これだけは何としても叶えたい。今年中に40話くらい作る予定だったストックが、まだ5話しかできていないという絶望的な状況だけどね☆
しかし連載計画的にも、来年この目標が実現できなければESは1、2年休載せざるを得ない状況になると思います。そうならないためにも来年は死ぬ気で頑張らないと……。
せっかく病気も良くなってきたところですが、もう一遍体をぶっ壊す覚悟で臨まねば、実現は到底無理そうです。うーん、でも死んじゃったらそもそも連載ができなくなってしまうので、ギリギリ死なない程度に命削って頑張ります。
あ、そうそう、ESと言えば先日第7回ネット小説大賞のゲーム部門賞にて、拙作が
ピックアップ紹介されました!
いや、もう、気づいたときには本当に感無量で……謙遜ではなくわりと本気で、この作品はたとえ100年挑み続けたとしても絶対に下読みさんの目に留まることはないだろうと思っていたので、嬉しすぎて言葉になりませんでした。ゲーム部門賞が小説としてのクオリティやストーリーを評価する賞ではなく、「設定」を重視するという新しいスタンスの賞だったがゆえに得られた僥倖だと思います。
正直ESは、設定量だけはなろうで1番だと自負しているので(笑)、そこを評価していただけて感激したというかなんというか……。これを機に本編の執筆はもちろん、設定資料集の更新もますます気合いを入れて頑張りたいと思います。あの設定資料集、一体いつ書き終わるのか本編よりも謎だけどね!!
CES語り
最後になりましたが、ここからが本編です(え?)
えーと、実はESの方は、手元では6章が既に完結しておりまして、9月くらいから7章の執筆を開始しています。と言っても公募作の執筆に手間取ってしばらく書けていなかったので、最近ようやく7章を本格的に書き始めた、という感じです。
しかしこの7章、のっけから色々飛ばしてまして……書きながらメンタルが激しく上下に揺さぶられ、改めてこのエマニュエル・サーガという物語について考えさせられました。
実はESが過去に二次創作作品として書いていた長編のリメイクだという話はこれまでにも何度かしておりますが、それゆえこの作品はあまり精密なプロットを準備していません。過去に書いていた連載をなぞればいいだけの話なので、ストーリーの大枠だけ決まっていて、細かいところは書きながら調整している感じです。
というか、うーん、話の流れはだいたい決まってるから、それに沿う形になれば別にあとは何やってもいいよという感じで、カミラたちにストーリーの進行を丸投げしている状態ですね。彼女らは我々とは別の次元で実際に生きていて、長谷川はそんなカミラたちと電波で交信しながら、エマニュエルという世界で起きている出来事を文字に起こしているようなそんな感覚です。なので作者を名乗りながら、実はわりと外側≠ゥら物語を見ています。
それゆえ実際に書いてみて初めて気づくことが結構たくさんありまして……「お前、あのときの台詞はそういうことだったのかよ」とか、「あのときアレがああなったのはそのせいだったのか……」とか、考えれば考えるほど奥が深くて(笑)
その気づき≠ェ、7章に入ってから怒濤の勢いで押し寄せてくるんですよ。なんというか、欠けていたパズルのピースが一気にバーッとハマッていくような驚きと動揺と。伏線回収……と呼べるほど立派なものではないんですが。7章の前半はそんな感じで、この物語の掘り下げがメインになっていくと思います。
んで、そこから派生して色々と思うところあったのですが。まず今は亡きフィロメーナ。実は彼女の言動について、作者はちょっとだけしっくりきていない部分がありました。フィロメーナの性格上、まあ彼女はそう言うだろうなと一応納得はしていたのですが、何故そこまで固執するのか? とずっと疑問に思っていたことがあったんです。
それが、ジェロディに対する寛容すぎる態度。フィロメーナって、今振り返ってみるととにかくジェロディに甘かったですよね。実はアレ、書きながら作者自身違和感を覚えていました。これってまるで物語を進めるために用意されたご都合主義みたいじゃない? と。
カミラやウォルドが甘いのはまあ、分かります。ウォルドはジェロディが神子だから救世軍に引き入れたいって打算がありましたし、カミラはジェロディとは運命的なつながりがあるのでどうしても非情になれない。加えてギディオンも、かつて可愛がっていた教え子の息子なわけですから、どうしてもジェロディを贔屓目に見てしまう。それは分かります。でも、じゃあフィロメーナは?
彼女はジェロディとは面識がなかったし、救世軍総帥という立場を考えたら、むしろイークの意見に耳を傾けるべきだったんじゃないかと思うんです。あの頃のジェロディはまだ精神的にフラフラしていて、「でもやっぱり自分は父のようになりたいから」と救世軍を去る可能性も充分に残っていました。
その危険を考慮したら、あんなにジェロディを甘やかすのは不自然だと思うんです。だから書いてる当時は「ひょっとして彼女はジェロディに自分を止めてほしいのか?」と思ってました。ジェロディに救世軍の機密情報を敢えて明け渡すことで、彼が官軍へ戻ったあとに、救世軍を叩き潰してほしいのかな、と。
彼女にはそう考えてもおかしくない過去と動機がありますし、ビヴィオ解放戦を共に戦ったことでジェロディが信用に足る人物であることは理解していたはずですから、それもあって黄皇国の改革をジェロディに託そうとしているように見えたんです。
実際、救世軍がこのまま戦い続けても帝政の打倒を実現するには途方もない時間がかかる。その間、民衆が内乱に苦しみ続けることを考えたら、同じ志を持つジェロディに国へ戻ってもらって、救世軍の暴走を止めたのち内側からの改革を目指してもらった方が痛みが少なくていいんじゃないか、と。
でも7章の前半を書いている最中、ふっと「そうじゃない」という気づきが降ってきまして。フィロメーナがジェロディに甘かったのは単純に、ガルテリオに対する信頼をそのままジェロディに当て嵌めていた……と考える方がしっくりくるような気がしてきました。
何しろフィロメーナはガルテリオに姉のトリエステを救われているわけで。そしてなおかつフィロメーナは、そのトリエステとジャンカルロ亡きあとの救世軍を巡って訣別してしまったわけですよね。
彼女はそのことをずっと後悔していた。総帥という立場になってみて初めて、自分がいかに残酷な言葉をトリエステに投げつけてしまったのか、ようやくその重大さに気がついた。だから彼女は償おうとした。トリエステを救ってくれたガルテリオ、その息子であるジェロディを守ることで、少しでも自分の罪を贖おうとしていた……のではないかと思い至りました。
そんなことをしたって、直接トリエステを救うことにはならないと彼女も分かっていたはずですが。でも、何かせずにはいられなかったんじゃないかと。もう一度トリエステに会いに行って、直接謝罪することもできたけど。でもそんなのはあまりにも身勝手で虫が良すぎると、フィロメーナの性格ならそう考えたんじゃないかと思います。
すると彼女が最期に「ブレナン(トリエステ)を頼れ」と言った理由もすとんと腑に落ちる。フィロメーナはたぶんジェロディの背後にガルテリオを、そしてガルテリオの後ろにトリエステの影を見ていたんじゃないかと思います。
だから最後にもう一度分かり合いたかった。でももうそれが叶わないと悟ってしまったから、カミラたちに姉との和解を託した……と考えると、ああ、もう。彼女とジェロディの出会いはまさしく運命だった。そう思うとなんかこう、胸が押し潰されそうです、ハイ……。
自分で書いといて何言ってんだって感じですが、長谷川はこんな感じで、ESという物語を読者さまと同じ視点から楽しんでいます。
ESは自分の作品であると同時に他人──つまりカミラたちが自分で作っている──の作品でもあって、だから時々こういう考察や妄想をしてしまうんですよね! カミラたちのことを100%分かっているようでいて、実は分かってないんです、たぶん。だからこそ彼女たちのことをもっともっと知りたくてこの物語を書いている。そんな気がします。
そして考察と言えばもう1人、ウォルドについても最近色々考えたんですが。フィロがジェロディに対して激甘だったように、ウォルドも結構カミラに甘い。それがちょっと気になってました。「なんでそんなにカミラばっかり甘やかすんだ??」と。
読者さまの目には、ウォルドがカミラを甘やかしているようには見えないかもしれないですが(笑)、でも、明らかに甘いんですよ。作中でカイルに「ヴィルヘルムといい勝負」と言われてますがほんとにそうで。ウォルドの思考の中心には常にアンギルとカミラ(フィロメーナ)がいると言っても過言ではないです。まあアンギルさんはただの変態吸血鬼なのでここでは一旦置いといて。
これも長谷川の中では「フィロメーナに託されたから」というのがしばらく定説だったんですが。ウォルドは、フィロに惚れていたわけではないのですが(というかあの人、そこそこいい仲の相手が実は列侯国にいます)彼女のことはわりと大切に思っていたので、それゆえに彼女が気にかけていたカミラのことをほっとけないのかなあ、と思ってました。
そもそもカミラは子供時代の友人だったエリクの妹ですし。ウォルド一家が過去にエリク&カミラの父親であるヒーゼルに救われていることや、妹のユシィがエリクにずっと恋していたことを考えても、ウォルドにとってエリクは結構特別な存在なのだと思います。だからそれもあってカミラをほっとけないのかなあ、確かにこいつ言動が危なっかしいもんなあ、と思っていたのですが……。
うん。しかしこれも7章前半を書いていて気づいたことなのですが、どうやらウォルドさんはカミラをできれば戦線から遠ざけたい、と考えてるみたいですね。もっと具体的に言えば、救世軍の戦いから身を引いてほしいと思ってるっぽいです。
理由は、今はネタバレになるので語れませんが。でも、そう言われてみればこの人、フィロが死んだ直後にもヴィルヘルムに「カミラを故郷に送り届けてやってくれ」とか頼んでたなあーと今更思い出しました。そうか。そうだったのか、ウォルドよ……!(他人事)
ああ、だからこの人はこの人に対してこんなことを言うのね、と、いずれ7章が公開されましたら皆さまにも納得していただけると思います。作者も7章前半のウォルドがやたらとカミラの話ばっかするので「急にどうしたんだこいつ??」と思っていたのですが、大いに納得しました。
まあ、単純に仲間としてカミラを大事に想っている、というのも全然不正解ではないのですが。ウォルドさんってあんまりそういう単純な動機で動く人じゃないんですよ。性根がひねくれてるというか、他人に対してドライな人なので(笑)
5章でそんな彼の性格の一端が描かれていますが、ウォルドは基本的に他者との間には一線を引いています。傭兵生活が長かったのと、ある意味死≠ノ取り憑かれた人生を送ってきたのとで、「人間はいずれ死ぬ」という思考が物事の根底に必ずある人なんです。
だから他人に肩入れしない。相手がいつ死んでもいいように距離を置く。そうすることで自分を守っている節があるキャラです。あと「どうせこいつも俺もいずれは死ぬんだから」と、あまり他者との関係性を重視しない。人から好かれようが嫌われようが気にしないので、言いたいことをズバズバ言う。あくどいことも平気でやる。しかもそこそこ頭もキレるから厄介という、非常に困った筋肉さんです(笑)
うーん、でもその一方でたまに変に人情家なところもあるから読めないんだよなー、この人。なんていうか、人の苦労や悲しみを代わりに背負い込もうとするところがあって。精神的な自傷癖があるというか。他人の痛みまで背負い込むことで、自分の精神をわざと痛めつけてるような気がします。たぶんそうすることで、家族を守れなかった自分を罰しているんでしょうね……。
ただカミラはウォルドのそういう暗部になんとなーくだけど気づいている節があって。作中でも追々描かれますが、ウォルドの内面が荒れてるときは、敢えて傍にくっついて離れない等の選択をしています。たぶん、作中で描かれてないときでもそうなんだろうな。
別に慰めたり励ましたりするわけじゃないんだけど、ウォルドがひとりにならないようにただ傍にいるというか……。だからこそウォルドも余計にカミラをほっとけないのかもしれませんね。ほっといたら自分と同じようになってしまう、という危惧もあるのかも。カミラも自傷癖に目覚める素質を充分に秘めていますからね……。
……などと、今回はそんな感じのことについて超絶長々と語ってみました。こういうことって作中ではあまり語れないから、どこかで吐き出しておきたかったんですよ……!(笑)
しかしこの記事を書くのに丸々2時間かかったことを考えると、吐き出したいのを我慢して小説を書くべきだったようにも思います……。でもまあ、ずっと語りたかったことを粗方語れたからいっか☆
そんなこんなでES7章、公開はまだまだ先(具体的には来年の5月くらい)ですが楽しみにお待ちいただけましたら幸いです。6章は先週の更新でようやく折り返しに入りました。後半は怒濤の戦! 戦!! 戦!!! ですが、めちゃくちゃ長い戦闘シーンをヒーヒー言いながら頑張って書いたので、そちらもお楽しみいただけましたら嬉しいです(笑)
もし、この記事を最後までお読み下さった方がいらっしゃいましたら、お付き合いありがとうございました!
今年も残り1ヶ月、死に物狂いで走り抜けたいと思います。