2022-12-12 04:45
気づけばブログの更新頻度が年1レベルになっている気がしますがこんばんは、長谷川です。先月から仕事が繁忙期に入っていた関係で記事にするのが遅くなってしまいましたが、先日ES(side:B)の第4章が完結致しました!
というわけで毎度恒例の章あとがき的なものを書き殴っていこうかなーと思います。
お付き合い下さる方は右下のリンクからどうぞ。
えっと。まずB4章の流れをざっくり振り返ってみますと、はじめにジュードの過去と深い関わりのあるカルボーネ事件から始まり、エリクとフィロメーナの2度目の邂逅を経て、ゲヴァルト族のベルントと愉快な仲間たち(?)との出会いなんかも挟みながら、ラストは年明けを間近に控えたスッドスクード城の日常的なものをお送りして完結しました。
作者の中ではカルボーネ事件編を書いていたのはわりと最近のような気がしているのですが、更新日を確認してみると既に1年半も前のことらしくて泡吹いてます(瀕死)
つまり4章も完結までに1年半の歳月を要したということですが……フフフフフ。
マジで最終章まで辿り着くまでに何年かかるのか分からなすぎて笑えます。
『黄昏の国と救世軍』はES3部作のうちの第1部だというのに。。
ちなみに2019年の連載開始から約3年の歳月が過ぎている本作ですが、これだけの時間と約100万字を費やして
ようやく序章が完結したところです!(地獄かな?)
side:Aと平行して読んで下さっている方は既にお察しかと思いますが、次章からいよいよside:Bの時系列もAに合流していきます。
なのでここまでがエリクと黄都守護隊の紹介を兼ねた序章だった、というわけです……。
なお待ちに待った合流ポイントへ到達したというのに、実は次章のタイトルがまだ決まらなくてわりと困ってます。どうすんだこれ。4章のときもそうだったんですが、BはAに比べると章の区切りどころがかなり難しくて、5章もどこからどこまでを含めるのか決めかねているんですよね。なので下手なタイトルをつけられないという……)^o^(
まあ最悪、ギリギリまで悩んで決まらなければとりあえず仮題をつけて、後日「なんか違うな……」ってなったらこっそり変えてしまえばいいかと思ってます☆
なのでもし途中で章タイトルが変わっていたら「あっ(察し)」という感じで、華麗にスルーしていただけましたら幸いです……(笑)
さて、話を4章の内容に戻しますと、この章はエリクが悩みまくりながらもようやく救世軍と戦う覚悟を決めた章でした。救世軍を騙った山賊ドルフとの対決〜フィロメーナとの再会を経て、彼もついに後戻りのできないところまで来てしまった感じですね……。
ESに関してはリアルタイムで連載を追いかけて下さっている方は多くて5〜7人程度かなという感じなのですが、読者の人数がこれだけとなると、さすがにside:Bから先に読み始めて下さった方はいないかなと思います。とすると読者的には先に読み始めた救世軍サイドへの思い入れの方が強く、エリクの選択にはあまり共感してもらえないかもという危惧が実はあったりもするんですよね……(そもそもエリクというキャラクター自体が、カミラやジェロディに比べて感情移入しにくいかも)。
なのでこのあたりからエリクだけでなく彼を取り巻く他キャラについても深堀していき、トラモント黄皇国(黄都守護隊)にも愛着を持ってもらえたらなあ、という願いを込めて、4章では各キャラクターの過去話なんかも小出しにしてみました。
特に黄都守護隊の面々は救世軍にも負けず劣らずの、なかなかヘヴィな過去を背負ったキャラばかりなので、次章以降もちょっとずつ掘り下げていけたらなあと思ってます!
そして過去エピソードといえば、4章中盤ではヴィルヘルムの宿敵(?)であるベルントの登場により、Aではうやむやになっていたエリク&カミラの出生の秘密がちょっとだけ明らかになったりもしました。
ゲヴァルト族のルーツでもあるシュトライト覇王国の名前は、実は遠い昔にAでも登場しているので、気になる方は探してみていただけると嬉しいです(笑)
というかベルント一行は当ブログに掲載中(そして絶讃休載中)の番外編『誰が為に花は咲く』にも登場してくれているので、ひょっとしたら「おっ」と反応して下さった方がいるかもしれません。
作者はオッサンと形容でき得るものはだいたい何でも好きなんですが、中でもベルントみたいな豪快ムキムキマッチョタイプのオッサンは特に好きでして……救世軍サイドから見ると彼もまた「敵」ではあるんですが、戦闘面ではめちゃくちゃ頼りになるのに普段の言動はアホというあたりが憎めないキャラになっていればいいなあと思ってます(笑)
しかしオッサンと言えばここにきてようやく見せ場らしい見せ場を作れたファーガスも、個人的にめっちゃ好きですね……というかガルシグファーのオッサン親友トリオは作者の夢が詰まりまくってる存在と言っても過言ではなく(笑)、この三人の性格はバラバラなのにお互いのことを誰よりも理解して信頼し合ってる感≠ェ半端なく好きです。
特にファーガスは三人の中でも一番やさぐれているというか、ちょい悪親父感がありつつも、実は一番トラモント人らしくて面倒見がいいという点が推しであります。
思ったことを包み隠さずずけずけ言っちゃう図々しさも好きですね……(笑)
救世軍はどちらかというと次代を担う若い世代≠ノ主軸を置いているので、オッサンがモリモリ出てくるside:Bは、実は作者にとっては一種のオアシスでもあります。
もちろん若い世代も男女問わず好きなキャラしかいないんだけど、オッサンにはオッサンにしか出せない渋みがあるからな……。
というわけで途中からただのオッサン談義になってしまいましたが(笑)、4章も最後までお付き合いいただきありがとうございました!
次章もエリクを待ち受けるのは苦難の連続ですが、彼がカミラやイークとは別々の道を歩むに至った経緯を見守っていただけましたら幸いです。
あとはまた隙あらば他キャラたちの掘り下げもしていきたいですね。
あ、そういえば余談なのですが、現在YouTubeで作者が集めたESのイメージBGMをまとめた
再生リストを公開しています。遠い昔にもチラッとこちらで触れたことがあるのですが、作者にはいずれESをゲーム化して世に出したいという願望がありまして、その際に使えそうなフリーBGM等をコツコツ集めているのです……(笑)
最近はもっばらこの再生リストをシャッフル再生して聴きながら、憂鬱な家事や毎朝の出勤準備をこなしてます。こちらのリストは今後も各キャラやイベント等のイメージにぴったりのBGMを見つけ次第更新していく予定でおりますので、興味のある方はぜひ文字だけでなく、音楽でもエマニュエルをお楽しみ下さい!
それでは、次はA9章の完結が先になるか、B5章の完結が先になるか読めませんが、そちらのあとがきでまたお会いしましょう! ちょっと気が早いですが、2023年もエマニュエル・サーガをよろしくお願い致します!