黒い猫は黒猫

仕事が男か選べと言われれば、
仕事を選べる。

仕事か子どもを選べと言われれば、
子どもを選ぶ。

不貞を働いたと言われてしまえばそれまでだ。
結果として間違いない。

でも腹にいることは事実だし、
信頼している仲間だったけれど
暗に下ろせと言われてしまうとね。

そう言ってしまう気持ちはわかるが
流石にはいそうですかと下ろせない。


下ろせないなら仕事がない。
であれば私は父親である彼を
ビジネスパートナーにして金を作るしかない。


彼もバカだ。
全部大切にしてたくせに、このざまだ。
結局誰も大切に出来ていない。

仕事も金も人間関係も、
私とお腹の子を除いてなくなってしまった。


色々とどうでもよくなって来た。
だって結局彼女とはもうどうにもならない。

子どもは生む。
仕事と金は作る。
そのために彼の手を借りる。

まずは文無しになっても生き残ること。
いま彼と私の間にあるものは
お互いロマンスではなく生存戦略でしかない。



これ想定してた未来と違いすぎて
私一人だったらしんどくて死んじゃってたかもなー。笑