愛媛旅行2日目〜2/21(日)〜
今日は現存天守閣の1つ宇和島城へ!
宿をとった松山市からは一般道で3時間掛かると聞いたので、事前にETCカードを作っておいたのです。
朝ごはんを食べて、あ、ここで出たカボチャのサラダが超美味しかった。栃木にはない調理法だった。スーパーには沢山あったので、松山ではメジャーな調理法なのかも。
チェックアウトを8時半にしていざ宇和島へ!!!
高速道路に乗ろうとETCレーンに入ったら…ETCが感知しなーい!!!
係りの人に「帰りは普通レーンに入ってETCカードを見せれば割引されます」と教えてもらい券を取る。…ご迷惑を掛けました本当にすいません。
ここからは時速100km以上の世界。高速なんて教習以来だよ久しぶりの高速が遥か愛媛、しかも1人ドライブとか無謀に過ぎる。
一車線なので、後ろのトラックに超煽られましたが無視しました。私の車ではこれが限界。
SAで休憩したりお土産買ったりしながらIC到着。
ここからは一般道で宇和島城を目指します。…一般道なのに異常にトンネルが多くて山の傾斜に沿って走るから、高速道路と変わらない感覚でしたね正直。
でも視界には海がある。あああああ素敵だなぁ。
宇和島市内に入ったのが10時。お城近くの駐車場に停めて登城開始です♪
実は宇和島城も一時期藤堂高虎公の領地だったんだよね。今では完全に伊達家の領地、っていうイメージしかないんだけれど。
今回の城巡りはなんだか高虎公に縁がありますね。大好きだー♪
で。門を潜るといきなり石段が広がっています。いいねいいねやっぱりお城は平山〜山城がいい。この苔むしる鬱蒼とした空間がなんとも言えず興奮します。そして落ち着く。
一歩一歩と近づいていくたびにドキドキしちゃうようふふ。
途中まで乱雑だった石の積み方が(野面積み?)、急に綺麗になったのでそろそろ天守かなぁ〜?なんて思いながら進んで入ったら…天守キター!!!
天守そのものはとてもこじんまりとしています。独立天守閣、って実は珍しいんじゃないかしら。あ彦根城も独立か?まぁいいや。
現存天守閣恒例の急な階段ももちろんあります。
どうもね、石垣について謎があったので受付のおじちゃんに質問したらあれよあれよと言う間にボランティアさん達が集まって、いつの間にか案内してくれる流れに!
せっかくだからお願いして、私1人に2人のボランティアさんが付くという贅沢仕様で城内探索開始です。
高虎時代の石垣が見たいと言ったら、今修理中で入れない区域にあるんだけど特別に見せてあげる、と言ってくれて案内してもらっちゃいました♪
途中色んなお話も聞かせてもらったんだけど、一番記憶に残っているのは、「衆道の痴情のもつれで取り潰しになった家がある」ってことかな(笑)
江戸初期、色んな理由で取り潰しになった家があるけど、さすがに痴情のもつれ(男同士)で取り潰しとか…ねぇ。失礼ながら笑っちゃうよね。衆道は当時の武将の嗜みとはいえ、本気になったらいかんよ。仮にも当主が。
他にも沢山為になるお話を聞かせてくれたのですが、一番覚えてるのがこの話、という私も私だけど(笑)
宇和島城はいままでほとんど放置していたらしく、文化価値に気付いたのも最近らしいです。「子供の頃乗り越えるようにして遊んだ土塀が膝下になってしまった」とボランティアさんが嘆いていました。復元させた部分はコンクリだったりするしね。
私個人の意見としては、復元するなら往時の姿を忠実に。資料がないなら模擬でなど作らず今あるものの保全に最善を尽くす、というのが一番だと思っています。
なのでコンクリで再建されるのは好きじゃないし、模擬なんてもっての外です。
地元を愛し城に誇りを持っている有志の皆さんの力でなんとか天守は残ってる訳だから、行政ももう少し保全に力を入れて欲しいと願うばかりです。
だって栃木からわざわざ観光に来る人間がいるんだぜ?観光の面から見てもメリットはあると思うのだけれど。
でも地方には厳しいのかなぁ。確かに次の日行った松山城とは比べ物にならない位観光客は少なかったからな。日曜日と月曜日の差があるのに、ね。
ボランティアのおじちゃん達には一時間たっぷりお付き合いしていただきました。
「夏の宇和島の海は凄い綺麗だからまた来てね」って誘われちゃった☆
うん!絶対にまた来ます。
さて、お腹も空いたのでお昼です。鯛めしが美味しいと評判の「とみや」さんへ行きました。
外装も内装も地元の人しか通わない老舗の居酒屋っぽいです。勇気が試される感じですが、貸切回転寿司をマスターした私には無問題。
カウンターに座り鯛めし定食を注文。待つこと10分。念願の鯛めしのご登場です!
宇和島の鯛めしは、生の鯛をタレの中に入れてよーく絡ませて、タレごと熱いご飯にかけて食べる、というスタイルです。
ぷりぷりしてて美味しかったよ!見た目量が少なく見えるけど、以外にお腹いっぱいになりました。
一緒に出てきた味噌汁は、妙な甘ったるさがちょっと駄目だったけど。苺もイマイチだったけど。苺農家を親戚に持つ私の舌は苺に厳しい(笑)
その後田中蒲鉾店に行って、これまた名物だというじゃこ天を購入。魚を骨ごとゴリゴリ潰して素揚げしたもなんですが、これ超美味しかった!ここ以外のじゃこ天も食べたけど、ここのが一番美味しかった!お母さんも大絶賛してた!!
宇和島の道の駅を探すも見つからないのでここで宇和島を離れることになりました。
次に向かうのは大洲市。行きは高速で素通りだったので、一般道で大洲市内へ。
道の駅に車を停めて、この日たまたまやっていた「ポコペン広場」なる昭和を思い起こさせる市へ。しかし人も疎らでつまらなかったな。
それよりも、「おはなはん通り」と言われている、明治・大正時代の街並みの方が趣きがあって好きだな。
さて、で、道の駅から少し行った所にある大洲城へ!
ここは再建天守閣なんですが、資料が膨大にあったおかげで、往時の面影そのままに木造で再建された天守です。
明治初期に撮影された写真や、棟梁の家に雛形が残っていたことで完全体に近い再建が出来たみたいです。
3年前に完成したのかな確か。まだ新築の木のいい匂いがしてました。
内部の階段の急さもきっちり再現していて、しかもよくある頭上注意の看板が「ちょんまげ注意」になっていて面白かった。こういうユーモアは大好きです。
天守は再建ですが、4つの櫓が残っており、どれも重文です。2つは天守と繋がっていて、あと2つは街中に埋もれています。
比較的近い櫓を見てきましたが、そこに行くまでに屋根通路みたいのを歩くことになってちょと面白かった。
工事中で通りが複雑になってて、もちろん通っていい所を歩いたけれどなんだか冒険してるみたいでした。
帰りは海岸線を走ろうかと思ったんだけど、そうすると返却時間に間に合わない為、ただひたすら近道を走る。
寄りたかった道の駅はもう閉まっていてトイレだけ拝借。
松山市内に入って〜そう!それからが超大変でした!!
ガソリンを満タンにして返さなくちゃいけないだけど、通り沿いにガソリンスタンドが無いしナビであったと思えば一方通行。
ガスの給油所に間違って入ってしまって、もうパニックで涙目になってたら、おじちゃんが親切に教えてくれて事なきを得ました。
ありがとうおじちゃん。あなたは命の恩人だ。
1日目の走行距離は134km、2日目の走行距離は201km、2日間でおよそ335kmの1人ドライブでした!
車ちゃんお疲れさまー!!!