オーバードーズ(閲覧注意?)



冷たい床で苦しそうにもがく君。
僕に手を伸ばして、お水をちょうだい、お水をちょうだいと掠れた声で言う。
君が、しにたいしにたい、と言うから
たくさんのお薬を用意してあげたのに。

苦しい
嫌だ、
しにたくない、
お水をちょうだい。

君の苦しむ姿はとても綺麗。
君には悪いけれど僕は、清々しくて気持ちいい、最高の気分になって、君を見ている。

しにたい、という言葉を、苦しみたくない、と同義で使う醜い君が、
僕の手で苦しみ、僕に助けを乞う様は、なんて美しいのだろう。

今、君の生死は僕に委ねられていて
君の身体も心も、その瞳も唇も内臓も全て僕のもの。
セックスなんかよりずっと実感できるよ。

仕方が無いから吐かせてあげるね。
またしにたくなったら、遠慮なく言って。
たくさんお薬をあげるよ。