俳優の中川大志が、9/11から神奈川・モーション・ブルー・ヨコハマで行われる会場一体型エンターテインメント【コントと音楽vol.02『他人関係』】に出演し、自身初のライブステージに挑戦する。
映画監督、脚本家であるとともに小説家、舞台演出家としての顔も持つ飯塚健が、昨年暮れに続きモーション・ブルー・ヨコハマで新しい形のエンターテインメント『コントと音楽』を手掛ける。飯塚氏が脚本・演出・選曲を手がけるコントと音楽は、ライブレストランを舞台にしたオムニバス形式のコントショー。昨年12月には第1弾[振り返れない。]が開催され、“他人関係”をテーマにした今回の第2弾。音楽プロデュースは海田庄吾が担当する。
今回は映画やドラマで活躍し、本公演で初のライブステージを飾る大志君をはじめ、これまで「飯塚作品」に携わってきた足立梨花、関めぐみ、前野朋哉、山中聡、荒井愛花、遠藤祐美といったキャストを中心に起用し、“他人関係”をテーマとしたオムニバス仕立ての内容となっている。いわゆる演劇というスタイルではなく、手が届きそうな距離で繰り広げられるコントと「聞き耳&盗み聞き」をしているかのような絶妙なストーリー、そしてキャストによる歌でコントの“オチ”を飾る、新感覚のバラエティ・ショーだ。公演では、目の前で繰り広げられる笑いと歌、そして食のエンターテイメントが満喫できる。
予約は7/7 18時から。
▽中川大志コメント
一番最初に飯塚さんとお仕事をご一緒したのは『REPLAY&DESTROY』です。オーデションだったんですけど、とてつもない人数だったんですよ。若手をたくさん呼んでいて、年齢層も広かったのは覚えてます。監督の第一印象は鋭かったです(笑)。存在感というか威圧感というか…とにかくピリっとしてました。そこからショートフィルム『全員、片想い』('16)を一緒に撮って、『虹色テイズ』('18)をやって…あとは『ステップ』ですね、こちらはほんのちょっとですけど。関係値はすごく近いです。
プライベートで一緒に飲みに行くことも多いし。前回の公演(『コントと音楽vol.01』)を昨年12月にやってるっていうのは話は聞いていて。案内もいただいてたんですが、行けなくて。年明けですかね?監督と2人でご飯に行って。。そのときに12月の公演のときの話を聞いて。監督から12月の公演の手応えというか、一緒にやったチームの話とかを聞いて。監督が「一緒にやってすごく面白かったし、またやりたい」とおっしゃってて。
僕もその話を聞いてやりたいなって思ったんてす。こういう企画ってこれまでなかったと思うんです。コントも音楽もあって、ひとつのショーとして成立をさせるっていうチャレンジングな姿勢というか。音楽、芝居、お酒、食事を含めてお客さんと一緒に空間を作っていくっていうところにやりがいを感じたんですよね。
今回のキャストの中で生の舞台を踏んだことないのって僕だけなんじゃないかな。そういう意味では緊張もあるんですけどワクワクの方が強くって。どんなショーになるのか、今から楽しみですし、むしろ早くやりたいって気持ちの方が強いので。コントに関しては『LIFE!〜人生に捧げるコント〜』(NHK)で何年かやらせていただいていますが、こんなぜいたくな空間で大人の遊び場を作っていけるというのは楽しみで仕方がないです。
ステージとして気軽にたてる舞台でもないと思うので、とても楽しみにしてます。だから飯塚監督のアイディアとともに、モーション・ブルー・チームの皆さんと、この空間で一緒に何かを作っていけるこの機会はすごくワクワクしているし、こういう状況(コロナ)でもありますので、いろいろやれること、できないことってあるとは思うんです。その辺は考えながら、一緒にやっていければなって思ってます。
監督が「たまたま横浜を夜歩いているひとが、ふらっと赤レンガ倉庫に来てみたら、こういうショーをやってて、それがいい思い出になればいい」とおっしゃっていて。その言葉がすごくいいなって思ってるんです。たまたま立ち寄った店でやってた公演に参加しているただのひとりでしかないというか(笑)。この空間を忘れられない特別な空間にできればいいなって。お客さんの特別な思い出の空間になればいいなって思ってます。
▽足立梨花コメント
飯塚監督とは「噂の女」('18)っていうドラマ以来なので約2年ぶりなんです。去年の年末に「コントと音楽」vol.01は観に行ったんです。オファーをいただいたのはその直後なんですけど、コントがあって、生演奏があって、なかなか他では観ることが出来ないすごいチャレンジングな企画じゃないですか。なので私としては「闘い」を挑まれたなあって、そんな印象なんです(笑)飯塚さんの現場って他と違うのが終わった後に戦友意識が生まれるんですよね。今回もそんな意識が終わったあとに芽生えるような公演になるといいなあって思ってます。
▽関めぐみコメント
今回は私が唯一前回も参加しているキャストなんですが、とにかく前回はすっごい緊張したなあって思いがありますので(笑)こうして2回目のお話をいただけたことを光栄に思いつつ、前回の緊張感をあらためて思い出してます。初めて飯塚監督の作品に出演したのが12年前(映画「彩恋 SAI-REN」)なんですが、すごく縁を大事にされる方なんですよね。そういう意味で今回もオファーをいただけたことは縁だと思ってますので、そこを大事にして、私も含め皆さんが楽しめる公演にしていければと思ってます。
▽前野朋哉コメント
「大人ドロップ」('14)って映画で初めてご一緒して。その後に映画「笑う招き猫」('17)です。今回はそれ以来の飯塚作品なのでとても楽しみにしております。そいえば去年の年末だったと思うんですが新宿のアルタ前で飯塚さんっぽい人がいるなって思ってLINEしたんですよ。そしたら「ああ、いたよ」と(笑)このお話のオファーがきたのがその直後だったので思い出してくれたのかもしれませんね(笑)僕はR&Bとか実は大好きで、こういう大人の空間、ライブレストランにはお客さんとして一度は行ってみたかったので、出演者としてその願いが叶うとは思ってもなかったので少々緊張しておりますが、いいものにしたのでどうぞよろしくお願いします(笑)
▽山中聡コメント
一番最初にご一緒させていただいたのが「放課後グルーヴ」('13)っていう深夜ドラマでして。それがあって「風俗行ったら人生変わったwww」('11)、「GTO」('14)は1話だけゲストでご一緒したんですけど。この話がきたときはすごく嬉しかったです。楽しいだけじゃなくて、笑えるんだけど悲しさがあるというか。その辺が深いんです。ありきたりなんですけど楽しく、いい意味でお互い刺激を与えられるような現場になるといいなって思います。
▽荒井愛花コメント
飯塚さんとは去年の春ぐらいに出会って、今回オファーをいただいたときはとても嬉しかったです。特に「REPLAY&DESTROY」('15)はすごく好きな作品なので光栄でした。前回の「コントと音楽」を観劇したのですが、生演奏でとても贅沢だし料理も美味しかったです(笑)自分なりにイメージは掴んでいるつもりでいますが、観劇後には誰かの背中をそっと押せるような作品に出来たらいいなぁと思っています。私自身コントは初挑戦で、今回飯塚監督のもとで実現できるのはとても楽しみです。
▽遠藤祐美コメント
一昨年の12月ぐらいに知り合って、お仕事で初めてご一緒させていただいたのは山田孝之さん主演の「ステップ」で、亡くなった奥さんの声を担当させていただいて、それ以来なのでとても楽しみにしてます。ちなみに飯塚さんの作品で一番好きなのは「神奈川県厚木市ランドリー茅ヶ崎」('16)です。前回の公演は観させていただいていて、なかなかコントあって音楽を生演奏してっていう公演はないじゃないですか。観てて知らず知らずにニヤニヤしてたりしてて(笑)そんな公演に自分が参加出来るっていうのは光栄だなって思いもありつつ、内心はドキドキしてたりしています。お客さんには観終わった後、「なんかいいもの観たなあ」「なんかホッとしたなあ」って気持ちになっていただけると嬉しいですね。
■コントと音楽 vol.02『他人関係』
2020年9/11(金)〜9/14(月)
神奈川県 モーション・ブルー・ヨコハマ
演出・脚本・選曲:飯塚健
出演:中川大志、足立梨花、関めぐみ、前野朋哉、山中聡、荒井愛花、遠藤祐美