寒い、寒いです。
今はちょっと事情で父方の実家に行ってたのですが、やはり北は寒いです(><
指先が冷たいッ。
雨が降ってますが、まあ…雪が降らなくて良かったです(笑
地元は雪国なので;
あ、あれ?
父、道間違えたとかリアルに呟いてます。
え……(゚゚;)
また、続きにネタを転がしてます。
この前の続きの内容となってますv
ひく、と顔が引きつりそうだった。
どうしてこんな、偶然とも言える形で出会さなければならないのだろう。
「カーネシアン、今までずっと探していたんだよ」
「知ってる。だから、避けてたんだろ」
昔と変わらず笑みを崩さないアスティルから素っ気なく視線を外して、シアンは少し冷めたレモンティを口に含めた。
アスティルは兄弟のように時間を共ににした幼友達だ。
だから、彼の性格はよく分かっていたし、彼が描いた似顔絵を見た日には彼を恨みもした。
「あのな、お前があんな似顔絵をミィシャに渡すからオレが苦労してんだぞ」
「そりゃあ、本気で見つけさせてあげたいからね」
瞬間、目を見はる。
途端に耳と尻尾の毛を逆立て、眦を吊り上げる。
「アス、オレがなぜ家出をしたのか知ってるよな」
そのシアンの怒気を含んだ声に、アスティルは予想していたのかにこやかに答える。
「ああ、知っているよ。直接話してもらってはいないけど、大体予想はつくよ」
「なら、なんでそんなことするんだッ」
正直に言って、アスティルは自分の味方になってくれるものとばかり思っていた。
扱いが時々悪いが、これでも優しいトコロがあることは知っているし、家出した時の気持ちも分かっているからだ。
それなのに、手のひらを返したかのように、あっさりと態度を変えた。
「ミィシャがさ、シアンを探すって言うからさ。僕、これ以上面倒なことは嫌だし。早く屋敷に帰りたいしなぁ」
「おまっ」
「それに」
反論の時間を与えることなく、目だけは平静な光をたたえてアスティルは続ける。
「ミィシャはカーネシアンに何か言いたいことがあるみたいだよ? きっと、あの時のことでカーネシアンが怒ってると思い込んでるんだろうね」
次第に怒りが遠のき、手の力も緩めていく。
そして、決まりが悪そうにレモンティが淹れられたカップに触れた。
「……今は、まだ時期じゃねえ。だから、ミィシャには会わない」
「カーネシアンはそう言うだろうと思っていたよ。まあ、今すぐにとは言わないからさ、いつかちゃんと会ってあげなよ」
「ああ」
その、渋々と口にした返答に、アスティルは緩く笑む。
「ところでさ、カーネシアンの生きる目的ってヤツは見つかった? 今は何をしてるんだ?」
ついでのような、その問いに、シアンは言葉に詰まった。
まさか、他人の事情に首を突っ込んで、両親捜しを手伝っているとは言えない。
頭の中でぐるぐる考えて、シアンはぽつんと言った。
「……人助け」