ちょっとした会話文のみの小ネタでリアルタイムの方に載せようと思ったのですが、長くなったのでこちらへ。
オチも何も無いです。
ただ三成が生き生きしている豊臣軍を書きたかっただけ。
三成「秀吉様、半兵衛様! お早う御座います!」
秀吉「うむ」
半兵衛「おはよう、三成くん」
官兵衛「おいおい、三成。黒田先生には挨拶は無しかあ?」
三成「黙れ、官兵衛! 貴様にくれてやる言葉など微塵も無い! 第一、なぜ貴様が秀吉様と半兵衛様と共に登校しているのだ! 貴様が近付くとお二人に悪影響だ、即刻消滅しろ! でなければ私が滅却してやる!」
官兵衛「ああ!?」
家康「ははは。三成は朝から元気だなあ。良いことだ。ただもっと睡眠時間は増やすんだぞ。目の下に隈がある」
三成「家康、貴様ぁ! 睡眠など私の勝手だろう、余計な世話だ!」
半兵衛「僕も家康くんの言葉に同意見だなあ。ちゃんと寝ないと駄目だよ、三成くん。君が倒れてしまっては、秀吉も僕も悲しむからね」
三成「は、半兵衛様……! 勿体無きお言葉です……!」
官兵衛「小生はそのままぶっ倒れてくれた方が清々するがな」
三成「秀吉様、官兵衛を斬滅する許可を、私に……!」
秀吉「……許可する」
三成「ああ、有り難きお言葉……! 塵となって消えろ官兵衛!!!!」
官兵衛「なぜじゃああああああああああ!!」
家康「おおい、早くしないと遅刻するぞ」
三成「家康ぅ! 貴様も斬滅してやる!」
家康「ははは、ワシもか? 参ったなあ、何もしていないんだが」
三成「貴様の存在が気にくわない!」
官兵衛「がははは、ざまあみろ、権現! 三成に斬られてしまえ」
三成「頭に乗るな官兵衛! 貴様は死ね!」
官兵衛「ぎゃああああああああああ!」
家康「はははは」
三成「笑うな家康!」
半兵衛「今日も賑やかだね、秀吉」
秀吉「……うむ」
* * *
刑部「やれ、三成よ。随分と息を荒くして如何にした。片手に持っておるのは……其奴は暗か?」
三成「家康ぅ……家康ぅぅうううう!!」
官兵衛「ううう……」
刑部「何があったのかは知らぬが、徳川ならほれ、あれよ」
家康が廊下に隠れていた!
家康「ははは! 気付かれてしまったか」
三成「家康……家康……家康……家康ぅぅううううう!!」
三成が官兵衛を投げた!
官兵衛「なぜじゃああああああああああ!!」
家康は避けた!
しかし避けた後ろには伊達政宗の姿が!
政宗「Oh no……」
政宗と官兵衛は激突!
家康「だ、大丈夫か、独眼竜」
政宗「Fuck you……」
家康「ああ良かった、大丈夫そうだな」
大丈夫ではない。
家康「三成、危ないじゃないか。独眼竜に謝るんだ」
悪いのは家康。
政宗「No、良いんだ、気にすんな、家康。これは事故で、石田は悪く……」
三成「貴様は誰だ……?」
政宗「………………」
家康「三成、なんてことを言うんだ! 彼の名前は独眼竜だろう、忘れたのか!」
伊達政宗です。
三成「……そんなやつは知らん」
家康「三成……」
政宗は泣きそうだ!
小十郎「政宗様……! 耐えなされ……!」
隠れて小十郎が泣いている!
幸村「片倉先生、あと一分で授業が始まってしまいまするが、いつまでそこにいらっしゃるのでしょう」
小十郎「政宗様が立ち直ってからだ馬鹿野郎……!」
幸村「馬鹿は先生にございます」
幸村の目は冷たい。
終わり。