朽ちていく体
乾いていくココロ

これを持ってどこにいく
いくあてなどない
何もなく
手にするものは全て砂のように
形なく
ココロもなく
消えていき
それに涙するすべもない

叫ぼうと
わめこうと
その声はイタズラに消され
悲鳴のように泣き叫ぼうが
それは
風がさらっていく

ワタシはワタシしかいない

だから

朽ちる身を支え
しがないココロを抱え
目を閉じる
一時の幸せに満たされる

それも一時の…

まぼろし